横浜/ CP+ (SONY:ILCA-99M2、FE70-200mm F2.8 GM OSS)
昨日に続き、SONYの機材を用いた撮影体験である。
これは、スポーツなどで威力を発揮する連続撮影機能を体験したものである。
こういう高速連続撮影機能は動きの速いスポーツの撮影や一瞬を切り取る報道写真の撮影には有効であろうと改めて認識した次第であった。
以下に、撮影機材の仕様と撮影条件を記した。
カメラ:SONY ILCA-99M2
レンズ:SONY FE70-200mm F2.8 GM OSS
F値:2.8
焦点距離:80mm
シャッタースピード:1/1000
ISO:1000、1250
WB:Auto
話題は逸れるが、私は連続撮影で得たスティル写真の映像に余り興味が無かった。
今から45年ほど前に初めて一眼レフカメラを手に入れたが、その頃はまだ連続撮影のための付属装置や連続撮影ができるカメラなどはプロの報道カメラマンが使うもので、一般の人は狙った一瞬を撮影するために撮影の意思が決まった瞬間から指の動きが始まり、それがシャッターボタンに伝わってシャッターが切れるまでの僅かなタイミングを体に覚えさせて撮影したものであった。
言い換えると、入魂の一写、というものなのであった。
そういう経験を持つ者ならば、連写で偶然撮れた映像には写真家の意思が入っていない偶然の産物のように見えるのであった。
極論すれば、画質の良いビデオから最も良いと思う部分だけを焼けば良いということと同じように思えるのであった。
例えば、である。
以下のバスケットボールの写真を例にとると、バスケットのボールが丁度リングを横切り、リングが赤道とするとボールの北半球と南半球が等しく写っている写真は、その瞬間を狙うという意思がないと撮れない、ということなのである。
まあ、異論反論もおありであろうけれども、年寄りの繰りごととお許しくだされまし。
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コメント
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写真に対して、なかなか思い入れが強いようですね。一種の個性というべきでしょうか。まあ、60歳を超えている大人にそれがないのも物足りないですけどね。しかし、プロの報道写真やスポーツ写真を撮っているような方には連写技術は必要なんでしょう。彼らはそれで飯を食っているわけで、神の恵みでたまたま連写の中で良い写真を撮れたとしても、それを雑誌や新聞で使うのは当然のことなのでしょうし、それを期待して高価な望遠レンズと最高級の機器を使っているのでしょう。JFKさんは、どちらかといえば篠山紀信や立木義浩みたいな芸術家肌なんですね〜。(あまり好みではないとおっしゃっていましたが、一度ヌードモデルの撮影会に行って載っけてみてください、案外若さを保つ秘訣かもしれません)
投稿: kincyan | 2017年3月 3日 (金) 05時47分
Kincyanさん
高速連写機は多くの現場で重宝されるもので、これを否定するものではありません。
まあ、思い入れという表現が適正な表現ですねェ。
ただ、この思い入れを持っている人も多く、これは個人の個性というよりも写真に魅せられた人達に共通の哲学でもあるように思っています。
さて、ご要望の件ですが、食わず嫌いを続けるのではなく、松下幸之助さんを見習って、まあやってみる、というのもよろしいかもしれませんです。
ただ、現在ポートレート撮影に使えるレンズを有しておらず、これを購入することから始めなければなりません。
レンズの購入費用である30万円をいかに捻出するかがカギです。
時間のかかりそうな課題です。
投稿: JFK | 2017年3月 3日 (金) 16時16分