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2017年1月25日 (水)

立川/ 奥多摩そば (おでんそば:さつま揚げ)

1img_8890 奥多摩そば(JR立川駅1番線2番線ホーム)

先日、M社の先輩で欧州勤務を長きに亘って経験されたKS氏がオペラに出演されるということで、立川に出掛けた。
因みに、KS氏はドイツ勤務時代には著名な声楽家に指導を受けておられ、現在はプロ並みの実力の持ち主である。
この日の演目は「フィガロの結婚」であり、全篇原語(イタリア語)で上演されるというものであった。

オペラ「フィガロの結婚」は18時開演というものであったので、予め軽食を摂っておくつもりであった私は、この機会に「立川のソウルフード」である「おでんそば」を食べることにしていた。
JR立川駅に17時頃に到着し、改札を出ることなく1番線2番線のホームにある「奥多摩そば」に向かったのであった。

1img_8888 店のポスター

「奥多摩そば」の前に来ると大きなポスターが貼られていて、それによって「おでんそば」には3種類(さつま揚げ、がんもどき、たまご)あることが分かったのであった。
そして、「そうだ!全部載せにしよう!」と思って、勇んで店内に足を踏み入れたのであった。

1img_9282 タッチパネル式券売機

ところが、である。
注文は口頭で行うのではなく、入口横にあるタッチパネル式券売機で食券を買うことによって行うのであった。
そして、このタッチパネル式券売機がなかなかの曲者であって、「おでんそば」の標示はあるものの個別に選ぶおでん種の標示はなかったのである。
最近タッチパネル式券売機に慣れてきたと思っていたが、その自信は雪崩を打って崩れ去ったのであった。
仕方がないので全部載せを諦め、「おでんそば」の標示に指を当てて一枚の食券を手に入れたのであった。

1img_9289 おばちゃんが一人で取り仕切っておられた

食券をおばちゃんに渡すと
「どのおでんにしましょうか?」
と問われたので、一番人気を尋ねると
「圧倒的にさつま揚げです。」
との応えであった。
そこで迷わず慌てず「さつま揚げ」でお願いしたのであった。

1img_9283 おでんそば(さつま揚げ)とからし

おばちゃんは、慣れた手つきで蕎麦を湯がいて丼に入れ、そこにおつゆを張ってから徐に「さつまあげのおでん」を載せたのであった。
そして、私に手渡すと同時に
「からしがありますから、お使いください。」
と告げて、次の仕事に取り掛かりはじめたのであった。

1img_9287 さつま揚げに辛しを置いたおでんそば

おばちゃんに言われた通り「からし」と書かれた黒い容器から一掬いの辛しをさつま揚げの上に置き、これを塗り広げた。

まず、おつゆを一啜りしてみた。
何と、むむむな味わい、であった。
すなわち、東京エリアで一般的に供されるおつゆに比べて、醤油の尖がった味がしなかったのである。
というか、むしろ関西風に近い味わいのおつゆで、大阪出身の私には馴染みのある味わいなのであった。

次に蕎麦を啜り上げた。
蕎麦は所謂普通の駅蕎麦で食べられている蕎麦であった。

そして、「さつま揚げのおでん」を一口いただいた。
おお、おでんではないか!という思いが脳裏を駆け巡るほどの「さつま揚げのおでん」なのであった。
加えて、辛しのツンとした刺激がさつま揚げの旨味を引き立てて、得も言えぬおでんの味であった。
そして、これが蕎麦や関西風に近いおつゆとベストマッチの組合せとして、口腔内に広がったのであった。
思うに、当店固有のおつゆとおでんの味付けがこの旨味を演出しているようであった。
「おでんそば」が立川のソウルフードとして50年以上に亘って君臨してきた所以がこのおつゆとおでんの味付けにあるというのは紛れも無い事実であろうと思料するところである。

1img_8893 清流そば(隣のホーム)にも「おでんそば」がある

なお、隣の3番線4番線ホームには「清流そば」という店があり、ここでも「おでんそば」をいただけるようである。
次のチャンスがあればこちらも味わってみたいものである。

   

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コメント

立川に友人がいて、そのあたりで飲み会があるんですが、そういえば、構内にこういう蕎麦がありました。立川のソウルフードだったんですね。自転車で行っても食べることができませんし、立川の友人も、特にオススメと言っておりませんでしたが、一度味わってみたいものです。まろやかなツユ、いいですね。

母の親友が立川在住だったので、子どもの頃お供を仰せつかり、何度か立川駅を利用しておりました。
が。立川にソウルフードがあり、しかもおでんそばなるユニークなものであったとは露ほども(汁ほども?)
知らずにおりました。もっとも小平にいながら武蔵野うどんを知らなかった小生であります。地元の麺事情
については全く自信がありませぬ。なかなか美味そうに見えますなぁ。
 さつま揚げがのったそばを見て、ふとさつま揚げ入りカレーライスを食べたことを思い出しました。
もう数年前になるでしょうか。小学校の親睦行事で4班に分かれてカレーを作る催しがありました。メインの
具材は豚肉、鶏肉、シーフード、さつま揚げがくじ引きで割り当てられます。で、生まれて初めてさつま揚げ
カレーを食べたのですが、予想に反してほんのり甘いすり身の味がカレーとよくなじんでいたのでした。
けっしてゲテモノの類ではなかったのです。当時の豚児の担任の先生なんぞは「僕はこれが一番好きですよ」
とおっしゃられていました。もしかして北海道のソウルフードかもしれませんね。(長々と失礼いたしました。)

Kincyanさん
おでんそば、って有るようで無いような蕎麦ですね。
なかなか味わい深い蕎麦でしたが、かき揚げとかを一緒に合せずにおでん種だけで食べるというところに醍醐味があるような感じでした。
これはこれで一つの個性ある蕎麦であり、多様な蕎麦カテゴリーの中でも印象に残る存在でした。
なお、おでんそばを味わうには、その味が繊細なことから感覚が鋭敏になる空腹状態でお出かけください。

Kabochanさん
立川は、土地の名産品の一つに「うど」があるということを数年前に知りました。
この「うど」を使った料理を探し当ててみたい誘惑に駆られております。
これぞまさに地場食材を使ったソウルフードと呼ぶに相応しいものを見付けたらご紹介できればと思っております。
さて、さつま揚げ入りのカレーライスですか~。
味としてはシーフードカレーに近いものとなるのでしょうかねェ。
未だ食べたことは有りませんが、結構美味しそうですね。
更に一歩踏み込んで、おでん種を載せた「おでんカレー」なんてのも案外美味なのでは、と推察しています。
あるいは、「おでんカレーうどん・そば」なども「あり!」かもですね。

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