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2016年9月25日 (日)

神楽坂/ 伊勢藤 (清酒 白鷹)

1img_4659 伊勢藤

一昨日は均ちゃんからの誘いを受けて急遽神楽坂で一献かたむけることとなった。
なんとも嬉しい誘いである。
JR飯田橋の駅前で17時に待ち合わせたが、行き先は決めていなかった。
そこで、私から候補を提示してみたのであったが、焼鳥、フランス料理、韓国宮廷料理は全て予約でいっぱいとなっていたのであった。
しからば、ということで基本的には予約を受け付けないと思っていた「伊勢藤」に向かったのであった。
縄暖簾を潜り、店内に足を踏み入れると
予約をした者であるのか
誰何されたのであった。
予約はしていなかったものの未だ奥の座敷には余裕があったようで、窓際の卓に着くことができたのであった。

早速、燗をつけるか冷や(常温)で飲むのかを尋ねられ、いつものように燗をつけてもらうことにした。
当店では直ぐ傍に在る「毘沙門天」様への奉納酒である清酒「白鷹」のみが供される、ということは以前にも書いた通りである。
ビールなどという言葉を発しようものならば即座に放店(店を追い出されること)となるが、かろうじて女将さんの慈悲深く広い心によって居続けることが許されるのであった。
そして注文を付けることができるのは、白鷹の温度、それも二種類のみなのである。

「白鷹」が供されるまでの間、小声で話をしていると、窓から心地よいそよ風が入ってくるとともに、階下の風呂場から湯を使う音が聞こえてきた。
私が見目麗しい女性が湯浴みをしている音であろうかと言うと、均ちゃんは爺さんであろうと言う。

1img_4647 肴

1img_4648 肴

1img_4649 肴

「伊勢藤」では、清酒「白鷹」が供されるとともに一汁三菜が小皿で供されるのである。
どれも「白鷹」に相性の佳い肴であったが、その中身については素材に知見が無いことに加えて種類が多かったことから記憶するところではない。
いずれの肴も美味であったが、最後に供された豆腐の味噌汁は特段に美味であった。

1img_4651 お品書

暫らく清酒「白鷹」と酒肴を楽しんでから、お品書の中から均ちゃんが「たたみいわし」を注文した。

1img_4650 たたみいわし

「たたみいわし」は咀嚼を続けていると旨味が広がり、清酒「白鷹」を含むと佳い香りが立つのであった。

1img_4652 干納豆

銚子が3本目以降は肴が一品づづ供されるが、最初が「干納豆」であった。
私は血液凝固防止薬を服用していて「納豆」を禁じられており、全て均ちゃんに引き受けてもらった。

1img_4653 明太子

次いでお品書から「明太子」を選んだ。
これは辛味に尖ったところのない上質の味わいを呈していた。

1img_4654 肴

お銚子が4本目になり、素材は聴いたものの忘れてしまったが、これも良い肴であった。

1img_4655 伊勢藤のポリシー

この日は、約1時間半ほど居た後に店を出た。
軒行燈を見ると、変わらず若山牧水の句が認められた軒行燈に灯が灯されていた。
また、軒行燈の外に向かった側には「紅塵裁断」と認められているが、国語辞典を調べると「紅塵」とは「世の中の煩わしさ」のことと書いてあった。


   

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コメント

見覚えのある縄のれんを懐かしく拝見しました。
神楽坂で飲まれるのはずいぶん久しぶりなのではありませぬか。相方が均ちゃんさんとあっては
このままお開きになるはずもなく、次なる店は「甃」かな、と予測しているところです。
納豆は薬のせいで食べられなかったように記載されていますが、確か貴兄が唯一好まれない食物
であったように記憶しており、思わずにやりとしたことでした。
久しぶりによき友と佳き酒を酌み交わしてカメラを持つ手も珍しく定まらなかったものとお見受け
いたしました。よい一夜をお過ごしでしたね。

急な誘いにのっていただきありがとうございました。この「伊勢藤」は、二人ぐらいでひそひそ話すのにいい場所ですね。耳障りな若い人の笑い声とは無縁の世界です。そういえば後ろの席は訳ありな男女でしたなあ。初めにこの店の話を聞いた時には、気難しい爺さんが客を軽視して威張っている店なのだなと思いました。若干そういう風もあるのかもしれませんが、しかし許せます。というより気に入りました。

まあ調子に乗って6本も空けてしまいましたので、次の日はゆっくり朝寝となりました。たまにはこういうのもよろしいですね。またお付き合いください。

追伸
ネットで調べていたらこんな言葉が出てきました。

衝開碧落松千尺 截斷紅塵水一溪  
  へきらくをほうかいす、まつせんじゃく   こうじんをせつだんす、みずいっけい
『五灯会元』という禅宗の史書にあるそうです。 浮世のわずらわしさを遮断した静寂そのものの山寺の景観に
託して、煩悩妄想が渦まく俗世間を切断した禅者の心境を表した句だそうです。
高歌放吟を強く戒める店にふさわしい言葉のようですな。伊勢藤さんの格調の高さに感じ入ったので、ご参考までに・・・。

Kabochanさん
なんと、正解です。
伊勢藤の後はBar甃を訪れました。
納豆はワファリンという薬を服用するとその効果をを損なうということで、青汁とともに食してはいけない食べ物の一つです。
薬をワファリンに決めるにあたって、ドクターから「納豆を食べることができなくなりますが、よろしいですか?」と問われたのでしたが、間髪入れずに「大丈夫です!」と答えたのでした。
写真に関してはご容赦ください。
撮影技術が未熟な上に酒に酔い、更には部屋が暗くてこのような写真しか残っておりませんでした。
まあ、記録上の掲載ということでご理解ください。

Kincyanさん
声をかけていただき、ありがとうございました。
お蔭さまで久しぶりに良い宵を過ごさせていただきました。
ご紹介するにあたってはご指摘のような部分もあるので若干危惧をしてはいたのでしたが、気に入ってもらえて良かったです。
今度は浅草へ河豚でも食べに行きましょう。

Kabochanさん
禅の言葉でしたか。
私の様な凡人には学ぶ処が多々あるようです。
が、酒を飲む時には節度を保つことは大事なものの、修行のために飲酒をしている訳ではありませぬ故、店主の前で背筋を延ばして畏まり、ひたすら酒を飲むと言うのは飲酒本来の姿を忘れた愚行としか思えません。
これは客に問題があるように思えます。
様子を見ていると、店主殿はさほど厳格な人ではなく、客が純粋に白鷹を楽しんで欲しいと思っておられるように感じたのですが・・・。

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