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2016年8月20日 (土)

新大阪駅/ 浪花そば (冷しかきあげうどん)

1img_3136 浪花そば

東京では、何故か関西風のおつゆに浸ったうどんを食することはなかなか難しいことである。
まだ会社員であった頃は、関西方面に出張があるたびにその土地で関西風のうどんをいただいてきた。
中でも想い出深いのは、JR広島駅1番線ホームにある立食うどん店のかき揚げうどんと大阪の道頓堀にあるうどんの老舗「今井」の鍋焼きうどんである。

さて、昨今は広島まで出掛けることもなく、また道頓堀や心斎橋に出掛けても「今井」に立ち寄る機会に恵まれずにいる。
ということで、関西風のうどんを口にできる最も確実な方法は、新大阪駅の在来線コンコースにある「浪花そば」に立ち寄ることである。
この「浪花そば」は店名に「そば」という文字が冠されているが、その実は「うどん」を得意とする店であり、関西風のうどんの品揃えもなかなかのものである。
つい先日も大阪に行った帰りに「浪花そば」に立ち寄り、関西風のうどんを食したのであった。

私が大阪に居た間は、連日35℃を超す猛暑が続き、甚だバテ気味となっていた。
さすがに、熱いおつゆのうどんを食するだけの勇気はなく、冷たいうどんをいただくことにしたのであった。

1img_3131 涼味メニューと称される冷しうどん類

1img_3133 そばもあった

先ず店頭のディスプレイを見ると、上段の目が往きやすい位置に「涼味メニュー」という冷し系列のうどんやざるそばが鎮座ましましており、これらの中から「冷しかきあげうどん」が目に飛び込んできた。
そして、他にも何種類かの冷しうどん類はあったが、迷わずに「冷しかきあげうどん」を選択したのであった。

入口を入って直ぐの処に在る注文カウンタで、おばちゃんに「冷しかきあげうどん」を所望した。
おばちゃんは目の前に在るマイクで私の注文を当店の符丁で伝え、すぐ横の配膳カウンターにいるおばちゃんやおっちゃんが手際よく「冷しかきあげうどん」を仕上げてくれ、それをお盆に載せてくれたのであった。
その間、ほんの30秒ほどのことであった。

1img_3126 冷しかきあげうどん

1img_3129 かきあげの上には糸状に切られた赤唐辛子

1img_3127 丼の形がユニーク

お盆に載せられた「冷しかきあげうどん」を手にして店内を見回すと、アイランド席からちょうど席を立つ人が居られたので、ここに着席した。

まずは、冷たいうどんを持ち上げると、麺の太さが温かいうどんのものに比べて細いことに気付いた。
茹で加減は温かいうどんに比べてアルデンテな仕上がりになっていて、表面のツルツル感と腰のある歯応えのうどんなのであった。

かきあげはおつゆに浸っていなかったことから「ほとびる」状態にはなっておらず、意外に硬かったという印象である。
また、赤唐辛子が糸状に切り揃えられたものがふわりと載せられていたが、温度が低いこともあって余り辛さのインパクトは感じられなかった。
とはいえ、これがあることによって全体の味が引き締まったことは事実であった。

なお、敢えて個人的な感想を述べると、元々関西風出汁ということもあり、加えて冷たいうどんであるから舌に感じるおつゆの旨味は温かい時のおつゆに比べてマイルドであるようで、東京の冷し系蕎麦系の醤油出汁が尖っている出汁に慣れた舌には若干物足りなさがあった。
とはいえ、これが関西風の冷し系うどんの味で、自分の舌にこの味わいを記憶させたのであった。

1img_3130 サラリーマンも多く、テーブルの上をチェックするお姉さんも大忙しである

1img_3135 浪花そばの信条

1img_3134 上の段に涼味メニュー

1img_3132_2 課題となっている新大阪うどんかしわは健在であった





   

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コメント

東京で生まれ育ったくせに小生は出汁の効いたつゆに浸ったうどんが好きですねぇ。醤油の濃い色のつゆで
いただくそばは、家でもあまり食べた記憶がありませぬ。ひょっとして九州出身の父が蕎麦よりもうどんを
好んでいたのかもしれません。(そういえば”太く長く生きよう”と年越しもうどんすきが恒例でした。)
前置きが長くなりましたが、そういうわけで、東京駅の立ち食い蕎麦よりこちらの店により魅力を感じて
しまいます。
関西以西は連日猛暑日が続いているようです。冷たいうどん、美味かったでしょうな。
「貴重な時間をお守りしたい」とはぐっとくるせりふですな。

こんばんは~
大阪からおかえりなさい~

私は関西なので、こちらの出汁になじみがあり。。。
と言ってもおうどん嫌いだったのに、京都のあるお店のおうどんを食べに連れて行ってもらってからと言うもの、おうどん好きに変わりました。

店舗も数寄屋創りで風情があるし、関西のお出汁がきいた美味しいおうどんや、お蕎麦が食べれますよ~

http://gontaro.co.jp/kyoto/head_store.html


http://tabelog.com/kyoto/A2601/A260201/26001546/dtlphotolst/1/smp2/


JFKさんには、ここの‘‘鴨なんば’’のある時期に食べていただきたいです
京都にいらしたので、もうお食べになっている鴨ですね 笑

さていただかれたおうどんの上の この糸とうがらしは。。。
辛みの少ない赤とうがらしを乾燥させた物ですから、辛くなかったでしょう?
器もシャレていますね

実は私はラ~メンの外食は数年に一度、おうどんも外で食べるのはめったにありません。
この新大阪のお店も入った事がありません。

メニュ~が多いんですね。
やっぱり温かいおうどんやお蕎麦の方が、お出汁の風味も生きて美味しそうなんですが、気のせいでしょうか?

コーヒーもホットの方が香りもいいし、美味しいんですよね?

小さい頃から関西のお味に慣れ親しまれても関東での生活が長くなると そのお味に慣れてしまうのは仕方のない事かも知れませんね。
関東と関西とでは お出汁にも違いがあるでしょうし お醤油も違いますものね。 関東は濃口、関西は薄口、とは言いましても薄口醤油は色は薄いですが濃口より少々塩分が高いですね。
でも、こちらの おうどんシンプルであっさり、まさに お出汁とお醤油で美味しさが決まりそうですね。
辛味の少ない糸切り唐辛子を飾っただけでお洒落な一品に変わりますし。 私、稲庭うどんが好きでして 麺が細いうえにツルっとした喉ごしがいいでし そこに九条ネギを添えていただくと本当に美味しいですね。
暑い季節には冷たいもの、寒い季節には温かいものがご馳走かも知れませんね。

Kabochanさん
東京で生まれ育たれたのに関西風の出汁のうどんがお好きとは、と一瞬思いましたがお父上の影響を受けられたということだったのですね。
私の祖父は岡山県津山の出身であったことから、我が家の正月の雑煮はお澄ましです。
息子もお澄ましに慣れているようですが、その先はもう想像できないでいます。
私が大阪に居た間は、祟られたかのように連日猛暑に見舞われ、おまけに生家では蚊に悩まされました。
ということで、熱くないものばかりを食べていましたが、最後の冷しかき揚げうどんは起死回生の一品でありました。
貴重な時間、というよりも貴重な命を守ってもらったようでした。

すずらんさん
流石佳い店を御存じでいらっしゃいますねェ。
このお店は数年前に前を通ったことはありますが、入店するまでには至りませんでした。
私は学生時代の6年間京都に下宿していましたが、高級店どころか中級店にも縁がなく、当時の私の体を構成していたのは王将の餃子が主体でした。
貴ブログを拝読していますと、外食どころか最近は外飲みも控えていらっしゃるようですね。
ましてや、うどんをわざわざ食べに出掛けられるとうことはあり得ないことでしょうねェ。
温かいものの方が風味が活きるというご指摘ですが、全く同感です。
温度が高くなると分子運動が大きくなり、より多くの香りや味の成分が出てきますので、やはり適度に温かいのがヨロシイですね。

FORTNUM & MASONさん
私は今や関東風の味付けも関西風同様に気に入っております。
麺類では、蕎麦は関東風の出汁、うどんは関西風の出汁が最も好い組合せの様に思っていますが、いかがでしょう。
ただ、温かいおつゆでいただくのにはうどんに限らず淡い色のものが佳いように思いますが・・・。
稲庭うどんですか~~~。
これは大変美味しいですねェ。
私も大好きなうどんの一つです。
JR新橋駅の近くに稲庭うどんの店がありまして、いつも長蛇の列ができています。
皆さんも稲庭うどんがお好きなのでしょうねェ。

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