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2016年8月 4日 (木)

阿佐が谷/ 酒肴 だいこん屋 (料理九種、ビール、日本酒、他)

1img_2370 酒肴 だいこん屋

昨日は古くからの友人であるTI氏が久しぶりに東京に現れた。
TI氏からは事前に連絡があり、一献かたむけることとなっていた。
その際に、TI氏の友人・知人であるMO女史も参加されることとなり、MO女史が懇意にされている阿佐が谷の居酒屋「酒肴 だいこん屋」に行くことが決まっていたのであった。

JR阿佐が谷駅で18時15分に待ち合わせ、ほぼ定刻に3人が揃ったところで「酒肴 だいこん屋」に向かっていそいそと歩き始めたのであった。
そういえば、退院後初めての夜の外飲みである。
歩みがいそいそとならない訳はなかったのであった。

5分程歩いて到着した「酒肴 だいこん屋」は、実に渋い佇まいをみせており、所謂正統派の居酒屋という風格の漂うお店であった。
引戸を開けて店内に入ると、柔和で物静かな女将さんが迎え入れてくれ、MO女史の予約よろしく奥の小上がりの席に着くことができたのであった。

先ずは、良く冷えたエビスの瓶ビールで乾杯し、料理はほぼ合議的に注文をしていった。
暑い夏の夕暮れ時には、やはりビールが美味である。


1img_2348 冬瓜とオクラの煮びたし

最初に注文したのは「冬瓜とオクラの煮びたし」である。
冬瓜もオクラもそれぞれの固有の硬さがでるように煮られたもので咀嚼した際の口当たりが心地よいものであった。
また、冬瓜の淡い甘苦味あるいはオクラの淡い葉緑素系の味がそれぞれにお出汁のコク味と調和していて、最初の一品として最適な選択となったのであった。

1img_2350 熱燗

飲み物にかんしては、私はビールを最初の一杯で終え、熱燗に切り替えた。
TI氏とMO女史は冷酒に移ったのであったが、受け皿を置かないコップには目いっぱいに注がれるのが当店の矜持を示しているようであった。
なお、冷酒は富山県から一種、新潟県から二種揃えてあり、TI氏もMO女史も3種ともいとも軽く制覇されたのであった。

1img_2351 カツヲ刺

二番目に供されたのは「カツヲ刺」であった。
宮城県で獲れたカツヲの刺身であるが、軽く醤油の効いた出汁で整えられたぶつ切りの上に刻みネギがかけられていた。
カツヲの身は脂が好くのっていて滑らかな口当たりであり、回しかけられた刻みネギの苦味がカツヲの脂味と舌の上に広がるねっとり感を程良い程度に調整してくれるのであった。
この「カツヲ刺」の一切れを喉の奥に飲みこんだ直後の口に入れる熱燗は、カツヲの脂を一気に流して行くとともに次の一切れを新たに味わうためのリフレッシュメントを忠実に遂行してくれるのであった。

1img_2354 水ナス刺身

次に供されたのは「水ナス刺身」であった。
火を通さない水ナスに包丁を入れ、そこにお出汁がかけられたという非常にシンプルな料理であった。
料理がシンプルであるが故に、素材の良さが問われる、即ち料理を行う店主殿の目利きが問われる料理である。
取り上げた一切れに前歯を当てると、新鮮なナスに特有のパリっとした歯応えが感じられ、次いで生のナスの香りが広がったのであった。
ナスそのもののままであると味の広がりが単純になるところであるが、お出汁の塩味と淡いコク味が上手く調和して複層的な広がりのある味わいとなっていた。

1img_2357 白ツブ貝塩ゆで

「白ツブ貝塩ゆで」も塩水で茹でるというシンプルな調理法で仕上げられたようであるが、貝そのものに旨味が凝集されていて、その噛み応え同様に手ごたえのある一品であった。
熱燗が進む、というものである。

1img_2359 牛スジカレー肉ジャガ

「牛スジカレー肉ジャガ」の牛スジ肉はほろりと解ける仕上がりとなっていて、口に含んで熱燗を流し込むと、熱燗の酒が牛肉繊維の間を流れる間にその旨味を抽出して舌の上に広がり、得も言えぬ味わいを楽しむことができた。
なお、風味づけにターメリックが少量入れられていたが、おこがましいことではあるが私としては無しでも良かったように思う処である。

1img_2360 カマス塩焼

「カマス塩焼」は、皮を焦がさずにパリっと焼きあげてあり、中の身はホックリとした口当たりであった。

1img_2361 ポテト&玉子サラダ

「ポテト&玉子サラダ」は玉子の黄身が多い分その味が濃厚になった様に感じられた。
都内広といえどもこの黄身の多さは屈指であると推察するところである。
TI氏もMO女史も開口一番に、美味しい!とのコメントがあった。

1img_2362 胡瓜ぬか漬けと茗荷

「胡瓜ぬか漬けと茗荷」と記したが、当店で何と称されているかは記憶にない。
女将さんが「大根のぬか漬け」を食べるかどうか尋ねてくれたことに対して、胡瓜と茗荷をお願いしたことで供された料理であったように記憶するところである。
したがって、お品書には載っていない料理である。
胡瓜のサッパリ感と茗荷の味がバランスしていて、口腔内がリフレッシュされたのであった。

1img_2363 鯨ベーコン

「鯨ベーコン」は当店で最も高価な料理である。
ソテーされた薄切りの鯨ベーコンがワカメの上に盛られていた。
最近頓に珍しくなった鯨ベーコンであるが、前回は立川でこれもTI氏と食していた。

1img_2366 酒肴 だいこん屋はまだまだ賑わっていた

「酒肴 だいこん屋」には18時過ぎに入店し、約2時間居たのであった。
胃袋も満たされ、清酒も堪能したのであったが、
さて、も一軒いきますか?
ということで、次の一軒を求めてスターロード(阿佐が谷駅の直ぐ北側を通る道)を西に向かって進んでいったのであった。

1img_2371 阿佐が谷七夕祭りの飾り付け

なお、阿佐が谷では8月5日から9日まで「七夕祭り」が行われるとのことで、その飾り付けが進められていた。





   

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コメント

西荻窪にしろ阿佐ヶ谷にしろ、休日に快速が通過する駅には佳店が多くあるようですな。
中央線沿線に住んでいたころはまだ酒が飲める年齢に達していなかったので、とんとなじみがないの
ですが、左党にとってはなかなか魅力的な沿線であるようで、うらやましいです。
「だいこん屋」と野菜の名前を冠するだけあって、野菜を使った料理の数々に目を奪われました。
美しい色をたたえた冬瓜、水ナスの刺身はいただいてみたいですねぇ。(小生はきりりとひやした酒を
所望します。)牛スジカレー肉じゃがは家でも試してみたくなりました。

Kabochanさん
そういえば、東中野、高円寺、阿佐が谷、西荻窪には土地に融け込んだ佳店がきら星のごとくその存在を誇っていますねェ。まさにご指摘の通りですねェ。
これらの街以外の快速停車駅のある街も含めて中央線沿線は途中下車するだけの値打のあるお店が多いように思います。
だいこん屋の料理は野菜も秀逸ですが、魚も含めて肴全般が良いお店でした。
MO女史曰く、人気店故早い内から予約しないと、複数のメンバーではなかなか入店が難しいようです。

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