銀座/ 料理 三亀 (焼物と煮物)
料理 三亀
先日のことであるが、YA氏と銀座5丁目に開業した東急プラザ銀座の様子を見に行こうということで有楽町で待ち合わせたのであったが、先ずは昼食をということで6丁目にある「料理 三亀」に伺った。
「料理 三亀」にはM社勤務時には偶に訪れることはあったが、M社を辞してからは初めて伺ったのであった。
「料理 三亀」はミシュランガイド東京の2008年版(初年度)で掲載される以前から訪れていたが、それ以前もまた以後も数多くのレストランガイドに取り上げられる佳店である。
このミシュランガイド東京の2008年版を読み返すと、「料理 三亀」は1946年創業で季節感を大切にした関西割烹を提供していて、春には筍を使った煮物を供している、ということが書いてあった。
YA氏と入店したのは11時半の開店とほぼ同時刻であったが、既に1組の先客が居られたのであった。
また、店を出る時には店内は満席状態で、外で待つ人達も居られるという人気ぶりであった。
奥から3番目のテーブルに着いてお昼のコースを見るとともに献立を尋ねると、
お刺身: わらさ
焼物 : かます
煮物 : 筍
ということであった。
YA氏と相談し二品の料理をいただくことにし、数秒考えた後YA氏は「お刺身」と「煮物」を、私は「焼物」と「煮物」を選択したのであった。
板場では注文を受けてから調理が開始され、10分程して注文の品が運ばれてきた。 「お刺身」と「煮物」
お刺身(わらさ)
YA氏によると「わらさの刺身」は背側と腹側の身が盛られていて、新鮮かつ脂が程良く載ったもので大そう美味であったそうな。 「焼物」と「煮物」
焼物(かます)
私のかますの焼物は上質の身が熟練の手で焼かれたと思しきもので、皮の焼き加減もよくて美味しくいただいたのであった。
ただ、YA氏の刺身が如何にも美味しそうであって、刺身にしておけば良かったなどと思ったが後の祭りであった。 煮物(筍と蕗)
YA氏も私もともに選んだ「筍と蕗」の煮物は当店の特徴である関西風の味付けが実に生きた一品であって、筍はその特徴である軽いえぐ味、蕗も特徴であるその香りが存分に楽しめるものであった。
ふと我が母の味付けを想い出させてくれる一品であった。 ゴボウのきんぴら
香の物
どの料理も素材の味と香りが活かされたものばかりであって、清酒が少しあればより楽しめたであろうと思うのであった。 オレンジ
最後にデザートとして、カリフォルニアオレンジ(と思う。なぜならアメリカでよく食べていたオレンジの味がしたので。)が綺麗に実だけにしたものが供された。
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コメント
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これはまた どちらのお料理も美味しそうなこと。 お刺身も焼き魚も 特に筍の煮物はいただいてみたいですね。
こちらは孟宗竹を煮たものですねぇ。
毎年、3月中旬頃になりますと義兄が筍を家まで届けてくれます。
筍は掘ってから時間が経つと鮮度が落ちて灰汁が濃くなり、お刺身でいただく時は直ぐでないといただけないそうですよ。
いつもはお肉を召しあがるようですのに この日は珍しくお魚にされたのですね。
美味しいものをご紹介して頂く度に思うのですがJ氏さんは本当にお味に敏感ですね。
投稿: FORTNUM&MASON | 2016年5月14日 (土) 21時23分
FORTNUM & MASONさん
三亀の料理は味もその姿も美味しうございます。
知らなかったのですが、当店の筍の煮たのは有名なようですが、それだけのことはあるように思います。
この筍は孟宗竹なのですか。私は筍の種類とかは全く分からないのですが分かるとまた味わい方も変わってくるのでしょうねェ。
ご親戚から獲れたての筍をいただけるとは羨ましいことですが、ご親戚は大地主でいらっしゃるようですね。
秋には松茸なども・・・。
投稿: JFK | 2016年5月15日 (日) 16時45分