府中/ 全力油そば 大吉 (油そば(並盛)、チャーシューめし)
全力油そば 大吉
先日、大國魂神社の例大祭である「くらやみ祭」に行った。
京王電鉄の府中駅でバスを降りたのは11時15分頃であった。
まずは昼食を摂ることにしたのであったが、予め調べておいたラーメン店に向かった。
そのラーメン店は「全力油そば 大吉」という名前の店である。
大國魂神社に詣でるとなると昼食も縁起のいい名前の店が好い、ということで選んだのが当店であった。
神社と大吉、なんとも好い相性である。 券売機
入店すると入口の左側に券売機が置いてあった。
券売機のメニュを見ると「マル得」なるガッツリ系の一品が目に飛び込んできたが、同時に「チャーシューめし」もここに居るぜよと存在を主張してくるのであった。
最近は食べることのできる量が著しく減っているので、「マル得」と「チャーシューめし」の両方はいささか厳しいものがある。
そこで、初入店ということを理由に当店のスタンダードである「油そば(並盛)」を選び、これに「チャーシューめし」を組み合わせることにしたのであった。 店内
店内に歩を進め、奥から3番目の椅子に座り食券を店主殿に手渡したのであった。
ぱっと見の印象であるが、30代後半と思しき店主殿からはひたむきな誠実さが感じられたのであった。 インストラクション
注文の品が供されるまでの間に店内を見渡すと、壁に「油そばのめしあがり方」が貼りつけてあった。
ここで記憶の糸を辿ってみると他の油そな店でも同じようなインストラクションを見たことを思い出したのであったが、私自身の油そば体験は当店で3回目のようであった。
また、後からガッツリ系の男性が入店して来られたが、この時になって私がこの日初めての客であったことに気付いた次第であった。
なお、当店はカウンター席8席の小体な店であり、店主殿の目が行き届いている結果であろうか店内は綺麗に設えられていたのであった。 油そば(並盛)とチャーシューめし
待つこと5分強で「油そば(並盛)」と「チャーシューめし」が黒いお盆に載せられて供された。 油そば(並盛)
「油そば(並盛)」には、チャーシュー、メンマ、刻みネギ、ナルト、が載せられていた。
跳ねが飛ぶのを避けながらインストラクションに従ってよく混ぜていただいた。 調味用の酢、ラー油、胡椒
途中で酢とラー油で適宜味を変えながらいただいたが、私としてはラー油でインパクトを、酢で収斂性を強くした方が好みに合っていた。 チャーシューめし
「チャーシューめし」には当店のチャーシューがゴロゴロゴロリと載せられていて、ここにチャーシューのタレが回しかけられていた。
余りにもチャーシューが多かったので一部を油そばにトッピングしたが、これはなかなか良いアイデアであると自画自賛した次第である。 チャーシューめし
なお、店を出てから気付いたのであったが、店の名前は「DAIKICHI」ではなくて「OHYOSHI」となっていた。
どちらも良い名前だねェ、と呟いて大國魂神社に歩を進め始めたのであった。
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コメント
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思いがけないオチに思わずにやりとしました。しかし店名で「大吉」ときたら「だいきち」と読みたく
なるのが、江戸っ子ってぇもんじゃねぇのかぃ、と小生も思います。それよりも「全力」の方に
インパクトを感じました。ここでしっかり腹ごしらえをして、全力で佳き写真を撮るぞよ、という貴兄の
秘めたる思いを感じ取ったのですが如何?
チャーシューめしの気風のよさにはしびれました。しかし、あの券売機の写真を拡大してもさほど声高に
主張しているようにも思えず…。貴兄がひそかに愛好されるメニューであったかと想像しております。
投稿: kabochan | 2016年5月 7日 (土) 13時44分
Kabochanさん
チャーシューめしのことですか?
分かるのです。それがシンガンというものなのです。
真贋ではございませぬ。
心の眼、心眼でございます。
チャーシューを愛していればこそ見えてくるのですな。
名称につきましてはこちらの勝手なふるまいで店にはすまぬことですが、大國魂神社の門前の店ですからこれからも「ダイキチ」と密かに呼ばせていただくことにいたします。
なお、ここ数年のことかもしれませぬが、ラーメン店とか居酒屋の店頭表示で「一生懸命に」とか「心をこめて」とか「全力で」とかの表示を目にすることが多くなったように思います。
結構なことですが、多くの場合「ホンマカイナ?」と思う店もおおいようでした。
なお、当店の店主殿は誠実そうで、供された油そばは「全力±10%」の感じでした。念のため。
投稿: JFK | 2016年5月15日 (日) 16時58分