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2016年3月 4日 (金)

小金井/ 五島手延うどん びぜん家 (天ぷら、清酒、焼酎)

1dsc05094 五島手延うどん びぜん家

日本には古より「甘露」という言葉がある。
その意味するところは「たいへん美味である。」ということである。
現在でもこの言葉が使われているのはかろうじて「甘露煮」と商品名の「甘露飴」(後者は殆ど見かけないようであるが)くらいであろうか・・・。

この「甘露」という言葉がドンピシャで当てはまるのが「五島手延うどん びぜん家」の「天つゆ」である。
当店の「天つゆ」は、うどんのトッピングとして注文した天ぷらにはリクエストしないと供されないが、夕暮れ時に一献傾ける際の肴としての天ぷらには供されるものである。
この「天つゆ」は、端的に表現すると「甘露」そのものなのである。
あごの出汁とチョーコー醤油がベースになっているものと推察しているが、天然素材に由来する甘味とコク味が秀逸なおつゆである。

さて、先日の夕方のことであるが、「五島手延うどん びぜん家」に伺った。
主たる目的は、当店の天ぷらをいただくことで、お酒はそのサポートという位置付けであった。
そして、〆に当店自慢の「ぶっかけうどん」をいただこうという目論見であった。

1dsc05067 本醸造 六十餘洲

店内に入ったのは18時を少し回ったばかりで、開店直後のことであった。
店内には先客は皆無で、どこに座っても良いということであったので、入口から3番目のところにある四人掛けのテーブルを選ばせていただいた。

先ずは清酒をいただこうと思い、「六十餘洲」を一合お願いしたら二合瓶しか供せないと言う。
では二合瓶であると価格は如何ほどになるのかを尋ねると、一合で640円のものが二合瓶では760円(だったような気がする)になると言う。
そのCPの良さに驚きつつも、即座にOKとさせていただいたのであった。

「六十餘洲」をグビリと飲りながら選んだのは「ごぼう天」と「水イカのてんぷら」であった。

1dsc05075 ごぼう天

まず最初に供されたのが「ごぼう天」であった。
この「ごぼう天」と一緒に供されたのが先述の「天つゆ」である。
「ごぼう天」の一つを箸で取り上げ、その半分を「天つゆ」に潜らせてから口に含んだ。
「ごぼう天」はそのままでも美味であるが、甘露な「天つゆ」を纏った「ごぼう天」は更にグレードアップした味わいとなっていたのであった。

1dsc05078 水イカの天ぷら(紫蘇の葉の天ぷらが付いていた)

次いで供された「水イカの天ぷら」は、そのままを咀嚼するとプリリとした歯応えが佳く、また水イカの甘味がジワリと感じられる佳品であった。
これも「天つゆ」でいただいたが、「天つゆ」の甘味とコク味が水イカの甘味と合体して佳い味わいとなっていたのであった。

1dsc05082 塩の容器

1dsc05081 上掲の塩の中身

因みに、天ぷらは塩でいただくことがままあるので、テーブル上に置いてある塩の内二種類を付けみたが、「天つゆ」でいただくのがベストであるというのが私の結論である。

1dsc05083 とうふ天

「ごぼう天」と「水イカの天ぷら」を八割方食べ進んだところで「とうふ天」を注文した。
「とうふ天」も「天つゆ」でいただいたが、フワフワとした絹ごし豆腐の食感がそのまま活かされたものであり、豆腐自体がそれほど大豆の芳香を放っていなかったので、味は「天つゆ」の独壇場となっていた。
なお、半分くらい食べたところでハタと気付いたのであったが、これはまさに「揚げ出汁豆腐」であった。(当然といえば当然であるが・・・。)

1dsc05085 越鳥南枝

清酒をほぼ飲み終えるというタイミングで五島に所縁のある焼酎をいただくことにした。
私が座っているテーブル席の向こうに「越鳥南枝」と大書された紙が目に入ったのでこれをお願いした。
飲み方を問われたので、そのままでいただくことにして、グラスに氷を入れて一緒に持ってきていただいた。

「越鳥南枝」という焼酎は初めて飲んだのであったが、香りが清澄であって、多くの焼酎で経験する個性というかその独特の複雑な香気は感じられなかった。
アルコール度数は高いようであったが飲み口は爽やかであり、薄めて飲むのは論外であるように思った次第であった。

1dsc05090 ちくわの磯辺揚げ

最後に「ぶっかけうどん」をいただくべきか、はたまたもう一品いただいてもう一軒回るか思考したのであったが、「ぶっかけうどん」はこの日の食べた量からして多すぎるようであった。
そこで、「ちくわの磯辺揚げ」をいただいて、もう一軒の店で軽く何かを肴に飲もうと決めたのであった。
ということで、注文したのは「ちくわの磯辺揚げ」であった。
これは青海苔の香りが佳い一品であった。


最後に「越鳥南枝」を飲みほして、多分に佳い気分で店を出て、居酒屋「かっぱ」に向けてゆるりと歩を進めたのであった。




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コメント

これまた垂涎落頬の一夜でありましたねぇ。
蕎麦屋で天ぷらをつまみにちょいと一飲み、〆に軽くそばを手繰る、なんざぁ一度はやってみたい
ことでありますが、天つゆの材料を考えると、貴兄のように「うどん屋で一飲み」こそが、正しい
在り方なのではないかと思えてきました。
ご自宅のそばにこのような佳店があって、うらやましい限りです。

kabochanさん
天婦羅の高級店も勿論よろしいですが、〆を考慮すると蕎麦屋の天婦羅も良いですねぇ。
夜の泰明庵はCPがよく、また元が魚を扱っておられたので天婦羅も秀逸でした。
懐かしいことです。
珍しくスマホより。

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