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2016年1月31日 (日)

銀座/ HIGASHIYA GINZA (深蒸し煎茶、わらびもち)

1dsc03932 エントランス

過日、といってもさほどの昔ではないが、久しぶりにYA氏をお誘いして銀座でお茶と昼食に出掛けた。
最初に訪ねたのは「HIGASHIYA GINZA」であった。

「HIGASHIYA GINZA」は和菓子屋さんが経営する茶房であり、和菓子とお茶を楽しめる処であるという情報を1年ほど前に得ていたが、久しぶりにYA氏がご一緒ということもあり、この日初めて伺ったのであった。

エレベータで2階へ上がるとエントランスに直結していて、暖簾をくぐると落ち付いた雰囲気の店であることが直ちに感じられたのであった。

案内されたのは和菓子の販売エリアの前を通り過ぎて直ぐのテーブル席であった。

着席してメニュを拝見するとともに当方のテーブルを担当してくれた男性にお茶の選択に関して相談をさせていただいた。
その結果、いろいろな種類の和菓子とお茶の組合せができるということであったので、YA氏は「りんごのお茶」と「黒糖味の道明寺」を、私は「深蒸し煎茶」と「わらびもち」を選択したのであった。

1dsc03920 りんごのお茶、黒糖味の道明寺

1dsc03921 りんごのお茶

まず、YA氏の選ばれたお茶についてであるが、氏は「ハーブ」、「みかん」、「りんご」のお茶の中から「りんごのお茶」を選択されたのであった。
この「りんごのお茶」は所謂フレイヴァードティではなくて、ほうじ茶に生のりんごスライスと肉桂をブレンドしたものということであった。
氏によると「フレイヴァードティーと違ってごくかすかにりんごとニッキの香りを感じる。そしてほのかな甘みが広がるが、あと味はすっきりしている。」ということであった。
また、紹介された「りんごのお茶」に合うお菓子である「黒糖味の道明寺」は豆やナッツが入っていて、「つぶつぶの食感が楽しい。甘過ぎない上品な黒糖味がりんごのお茶にぴったりである。」ということであった。

1dsc03919 深蒸し煎茶(一煎目)、わらびもち

一方、私はオーソドックスなお茶が良いと告げて、その結果薦めていただいたお茶の中から「深蒸し煎茶」を選択した。
その味わいについては、私個人の感想ではあるが以下のようであった。

  一煎目) 淡いみどりいろ。甘みをが感じられる。優しいまろやかな味わい。
  二煎目) 濃いみどりいろ。苦みがくっきりと立つ。しっかりした味わい。
  三煎目) 濃いみどりいろ(二煎目よりはやや薄くなる)。落ち着いた味わい。

1dsc03922 二煎目

1dsc03929 三煎目

また、いただいた和菓子は、豆大福、わらびもち、求肥(黒ゴマ入り)饅頭、いちご大福(生クリーム入り白あん)の中から選んだ「わらびもち」であった。
「わらびもち」は漉し餡?がわらび粉から作られたわらびもちに包まれており、その上にきな粉がかけられたもので、感想を表現するのは難しいのであるが美味であった。

1dsc03925 お茶請

お茶請には、豆菓子(ピーナッツのまわりをきな粉・胡麻の衣でくるんだもの)、きゅうり浅漬け、果物の干菓子(マンゴー、パイナップル、ぶどう、りんご、バナナ)が供された。
いづれも佳い歯応えであり、噛みしめるほどに味わいの増すものであったが、特筆すべきは「ぶどう」である。
私は、見た目から一般の干し葡萄と思いこんでいたのであったが、なんとサクサクした歯触りの逸品であった。

なお、YA氏によると、メニューにはお薄もあったので茶道の心得のある店員さんがおられるようであり、加えてお茶をたてておられる様子や後輩に指導をする様子が見えたとのことであった。
また、布巾の扱い方など所作も美しいものがあると言っておられたことを付記するものである。

[店内(部分)]

1dsc03927 壁の鏡に映った景色

1dsc03926 お茶のディスプレイ

1dsc03928001

1dsc03928

店内は非常に落ち着いた雰囲気で満たされていて、かつ店員さんたちの所作や知識も秀逸であった。
次回は5種類の和菓子とお茶の組合せを楽しめるというコースをいただいてみようかと考えている。

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コメント

銀座らしい凝った設えの店ですな。
お茶に関しては茶道の大家にコメントをお任せいたしましょう。
生のりんごがふんだんに入れられた焙じ茶には驚きました。みかんのお茶というと2つ割りの
みかんがど~んと入っているのでしょうか。相乗効果を狙っているのでしょうが、貧乏性の小生は
それぞれ別々にいただきたくなってしまいそうです。
深蒸し煎茶の色のうつりかわりが興味深いです。カメラがあってこその記録でしたね。

うわ~ またまた私の大好物の和菓子とは。。。たまりませんな~
和菓子のネタは。。。長いコメントになりますが、お許し下さい

このお煎茶きれいな色~ プロに入れていただくお茶さぞ美味でしたでしょ~


お煎茶は特に最後の一滴に旨みがつまり、急須から振りおとすようにしているのがそれですね。

私の愛飲茶は。。。一煎目が飛び抜けて美味しいんですよ~
このお茶を先日も知り合いにお入れすると、感激して注文していました。

このほうじ茶にリンゴは 新鮮ですね
私はリンゴの皮を厚めに剥き、くせのないダ~ジリンなどの紅茶に入れて、好みでシナモンやハチミツを少し入れたアップルティ~を作り、たまに飲みますがおススメです

お茶請けにきゅうりとは、また面白い組み合わせです。
こんな和菓子とお茶がいただける落ち着いたお店は、京都までいかないとこちらではありません
次は ぜひお薄と共に他の和菓子もご紹介下さいね

袱紗(ふくさ)さばきは、熟練者ほど流れるようにきれいなものです。
私は16歳~28歳まで習っていて、師範の手前までの免許をとっていて、すでに華道も師範でしたから、先生にも茶道の師範はすすめられましたが、とるのは辞めて結婚をとりました
今考えれば正解です。 
季節に合わせたお道具を揃えてお茶会なんて、我が家では経済的にとてもついていけませんでしたから

そのお陰か?? 所作も何もあったもんじゃない、ただの関西のおばちゃんになりましたです

この春、流派は違いますがお茶会のお誘いがあるので、お休みさえとれれば参加させていただくつもりでいます
無事参加出来てご披露できればいいんですけどね~ もちろん着物ですよ

それから、JFKさんはコ~ヒ~もお好きですよね
私は全くわからず、トアルコトラジャ~が幻のコ~ヒ~とかと言う知識しかなく。。。
私にはうす~くて、あま~いアイスのミルクコ~ヒ~位しか飲めず、人生損をしているかもしれませんです

また和菓子ネタ載せて下さいね~

素晴らしいお店のチョイスと、繊細な舌と、その文才により。。。
この先も目がはなせないblogです

やっぱり銀座は ほんとオシャレな お店が多くて凄いな〜って思いますよん
ほうじ茶に林檎のスライスしたのを入れちゃうんですか??

なんか、斬新だな〜って思っちゃいました

ニッキより辛くないシナモンと林檎だったら どうなのかな〜?
ほうじ茶の香ばしい香りは消されちゃったのかななんて疑問点ですよん(^^;)

日本人はやっぱり お茶『緑茶とか ほうじ茶とか げんまい茶』 と和菓子の組合せが最高なのかもですね〜

「お茶が入りましたよ〜 熱いうちにどうぞ」 なんて誰かにいれてもらった お茶って 自分で入れたのより美味しいから不思議ですよん

ジャッカルさん、また 新しい組合せの感想を教えて欲しいですよん

紳士がお二人、また素敵な所に お出掛けされましたね。
お茶と和菓子の組み合わせが選べるのがいいです。
焙じ茶に林檎のスライスしたものが入った お茶は是非とも いただいてみたいですねぇ。
我が家は もう何年も深蒸し茶を宇治から取り寄せていますが、甘味と苦味、また渋味があって たいへん美味しくいただいていますよ。
深蒸し茶は長い時間茶葉を蒸したものですよね。
J氏さんが、二煎目に感じた苦味がカテキンですね。
一煎目の最後の一滴は至極の一服、急須から注がれる最後の一滴は芳醇の一滴と言われているそうで、旨味が凝縮されているのですね。 急須から注がれる最後の一滴は、お紅茶ではゴールデンドロップと言われていますものね。

私事ですが、お正月に実家に帰りました時に、母が
茶器をお湯で洗うように温めて 急須の中の茶葉に お湯をほんの 5、6滴落とし、温めた茶器の中に微かに残った お湯に急須の茶を注ぐと言うよりは落としたと言った方が良いかも知れません、絞り出すように入れてくれたのですが、その茶の 美味しかった事、あれが本当の茶の お味なのかも知れません。
普段何気無く いただいています緑茶ですが奥が深いのですね。

Kabochanさん
焙じ茶に生りんごのスライスとは、まさにモダンアートの世界ですね。
みかんのお茶となるとどのようになるのでしょうねェ。
七味みたいに乾燥させた皮が入っているなんてことはないのでしょうねェ。
深蒸し煎茶の色は劇的に変化するのは私の様な素人には驚きです。
濃い色の二煎目以降は細かい茶葉が入っていました。
このことで思い出したのですが、静岡県のお茶の産地の人は健康で長生きされているとテレビで見たことがあります。
長生の理由はお茶を飲まれる際に、茶碗の底に溜まった細かい茶葉まで飲まれていて、そこに含まれるポリフェノールが効いているとのことでした。

すずらんさん
たまりませんですか?
お茶に詳しい方から見れば、良さがお分かりになるのですね。
この日いただいたわらび餅も深蒸し煎茶も美味しうございましたが、私の様な素人には「おいしい」としか表現できないことが残念なことです。
お茶の淹れ方については、当店でも最後の一滴を大事に供されていましたが、茶器の中で茶葉を撹拌するという動作を粗雑に見えないように行うところに作法の美というものが醸し出されるのでしょうね。
師範のポジションを取得されなかったのですが、習われたことはあらゆる場面で活かされているのでしょうね。
コーヒーをお飲みにならない分人生を損されているかもとのことですが、貴ブログで述べていらっしゃるように他の飲み物で取り返していらっしゃるようですね。

ミントさん
焙じ茶に生りんごです。
私も斬新だと思います。
昔、京都に下宿していたのですが、この家の奥さんが毎年葵祭や時代祭の夕食に散し寿司をご馳走して下さいました。
その時、併せていただいたのが焙じ茶で、これが私の焙じ茶デヴュでした。
ところで、ニッキとシナモンの焙じ茶に与える影響については知見がありませんが、シナモンとりんごという組合せはアップルパイでも活かされていますので、汎用的な組合せと考えるのが普通なのでしょうか・・・。
それにしましても、我々日本人にとっては幼い頃から慣れ親しんだお茶と和菓子の組合せは一番かもしれませんですね。

FORTNUM & MASONさん
YA氏と私にとって当店の様に日本茶と和菓子をいただける店は落ち付ける場所でありました。
宇治からお茶をお取り寄せになられていらっしゃるとのことですが、産地やお茶舗によって個性がことなるのでしょうねェ。
そのことはワインでも経験しておりますので、感覚的に理解できます。
ただ、私の場合、お茶に関しては全く知見も経験も無く、味わい分けることができないのが残念です。
お茶でも紅茶でも最後の一滴が重要な要素となっているようですが、例えばこの一滴だけを味わうとどのような味と香りの表現になるのか興味深く思っています。
ご存じでしょうか?
すみません、この質問は自然科学を専攻してきた者の悪い癖です。
お忘れください。

最後の一滴の お味と香りには私もたいへん興味が有ります。
J氏さんのように学が有りませんので表現するのはたいへん難しく思っています。
緑茶は五感で味わう飲み物ですから そう考えますと茶の量や湯温、蒸らし時間等により渋味 苦味 旨味の成分で茶の味が決まると思いますので それによって最後の一滴の お味や香りも違ってくるように思います。たいへん難しいですが、奥行きのある甘さ、甘く熟成した香りでしょうか‥‥。

FORTNUM & MASONさん
緑茶は五感で味わう飲み物、とはまさにその通りですね。
私の好むワインについても同様のことがいえるように思いますが、五感はそれなりのトレーニングをしないと感度が上がらないように思います。
まずは、味わってみることでしょうねェ、私の様な初心者は。

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