銀座/ 歌舞伎座 (吉例 顔見世大歌舞伎:若き日の信長)
案内板
先日は、京橋のクリニックで診察を終えた後「Anna Cafe」でコーヒーを飲みながら、夕方までの時間を如何に使うか考えていた。
この世に生を受けてから日本の芸能に係わる経験は皆無と言って過言ではない。
そのことは常日頃ひしひしと感じていたのであった。
そこで思いついたのが「歌舞伎」であった。
歌舞伎には「一幕見席」というのがあって、一幕だけを見ることができるということを思い出した。
「これだ。」とはたと膝を打ってコーヒーを飲み終え、歌舞伎座に向かったのであった。 演目の案内
大関の菰樽
今までに何度も歌舞伎座の前は通ってきたが、歌舞伎を見ることを目的に来たのは初めてであり、そう思うと歌舞伎座の建物が何だか眩しく見えたのはきのせいであろうか・・・。
歌舞伎座の正面には数人の案内係の方々が居られたので尋ねると、演目や開演時間、それに切符の買い方まで丁寧に教えてくださったのであった。
この日、歌舞伎座に到着したのは11時20分の少し前であったので最初から観賞するとなると12時55分開演の「昼の部」2番目の「若き日の信長」という演目であった。 一幕見席切符売場
係の人の案内を受けて「一幕見席切符売場」に並び、切符を購入した。
切符を購入後、係の人から「一幕見席入口」12時30分頃来るように告げられた。 切符
購入した切符には入場番号が記されていて、後でこれが重要な番号であることが分かったのであるが、これに関しては後ほど記述させていただく。
さて、切符の購入が11時半にはできたので、12時半までには1時間の時間ができた。
そこで、昼食を摂ることにし、特に行き先を決めずに和光の方に向かって歩いて行ったが、足は自然に「中華 三原」に向かっていたのであった。
「中華 三原」で昼食を摂った後、「東稲荷大明神」様にお参りをして、歌舞伎座に戻ったのであった。
歌舞伎座に着いたのは随分早くて12時15分位であった。 一幕見席入口
入口付近で暫らく待つつもりでいたが、係の人からは「一幕見席入口」を入ってエレベータで4階に行くよう言われた。
エレベータには海外から来た若い人3人と乗り合わせたが、歌舞伎は外国の人も興味を持つようである。 4階の案内
エレベータを4階で降りるとそこは以前歌舞伎座を見学(無料)した時に歌舞伎座歴代の建物の模型が飾ってあるフロアであった。
そして、案内板を見ると、入場は切符に書かれた順番に呼ばれると記してあった。
12時40分頃から、係の女性が10番づつ一纏めにしてエレベータの前の廊下にお客を導き始めた。
そして、驚愕したことには列の前から番号順に並ばされるのである。
すなわち、切符を購入した順番に列ができあがっていたのであった。
そして、この列に並んだ順番で場内に静々と導き入れられていくのであった。
なお、「一幕見席」は4階の入口から入るのであるが、座席は横に2列のみで90席ほど、その後ろは立見席となっている。
前の演目から続いて観賞する人はそのまま居残るので全員が座れるとは限らないようである。
私は幸い、後ろの列に座ることができたのであった。 伊藤園の緞帳
清水建設の緞帳
LIXILの緞帳
永谷園の緞帳
演目が始まるまでは緞帳が上下に動いて入れ換わっていた。
演目が始まって分かったが、舞台は遥か先である。
例えて言うと、山の上から谷底を見降ろしているような、そんな感じであろうか。
また、耳が慣れてくるとセリフは聞こえるようになるが最初は聴きとるのに難渋した。
更には、演者の表情は良くは分からない。
さはさりながら、声も聞きとれるようになってストーリーは追うことができたし、面白い歌舞伎初経験であった。 歌舞伎座
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コメント
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歌舞伎は中学か高校の頃『歌舞伎鑑賞教室』で見た覚えがあります。
亡くなられた勘三郎さんがまだ勘九郎でおられたころで、市川染五郎(今の九代目松本幸四郎)も出て
おられたように思います。演目は『勧進帳』であったかと。
今思えば大層豪華なものを見せていただいていたのですね。
「大向う」の掛け声もなかなか難しいもののようです。お調子者の学友が「日本一!」と掛け声を
かけたはいいが、あまりの間合いの悪さに役者さんがしばし立往生してしまったという、しょうもない
記憶がよみがえってまいりました。それは論外としても今は見巧者も減っているのでしょうなぁ。
投稿: kabochan | 2015年11月12日 (木) 22時06分