東京駅/ 東京炒飯 (福建式あんかけチャーハン)
東京炒飯
今日は再び「東京炒飯」について記させていただくことをご容赦願いたい。
先日、大阪から帰ってくる際に新大阪駅で昼食として「カレーうどん」を食したことは既に記した通りである。
この時、早い時間に食したことと、それが消化の良いうどんであったことから、東京駅に到着した14時頃には空腹を感じるようになっていた。 North Courtの入口(新幹線側)
そこで、大阪に行く際に立ち寄っていた「東京炒飯」に再び訪れることにした。
その訳は、当店のメニュの中に「福建式あんかけチャーハン」というのがあったからである。
米国勤務時代によく通った中華料理店が福建省の出身者一族で経営されていて、その店のスぺシャリテの一つが福建式の「海鮮あんかけチャーハン」であり、帰国後も機会があればこれをいただくことにしていたのである。
「North Court」は時間帯的に人の混み具合が緩和されており、「東京炒飯」には待つことなく入店することができた。
前回は「璃宮チャーハン」をいただいたのであったが、前述した通り興味を引かれた「福建式あんかけチャーハン」を今回はいただくことにした。 福建式あんかけチャーハン
待つというほどもなく供された「福建式あんかけチャーハン」は、かなり濃い褐色の餡がかけられていた。
餡の中には、海老、貝柱、チャーシュー、しいたけ、アスパラガス、などが入っていて、それぞれの旨味が引き出されたものであったが、若干味付けが濃い目であろうか。
醤系の調味料によるものであろうか、程良い収斂性が伴った味わいで、匙が進むのであった。
また、パラリと仕上げられたご飯には、玉子が絡められた上に淡く塩味が付けられていたようで、かけられた餡と食感的にも味覚的にも良い調和をなしていた。
唯一残念に感じたのは、その価格であって、「福建式あんかけチャーハン」の味をプラスサイドに考慮しても、店の設えや顧客のスペースなどを考慮すると若干高いように思った。
東京駅という場所を前提にしたビジネス戦略は吟味されたものであり、価格は戦略に基づいて設定されたと推察するが、「赤坂璃宮」の名前を借用するからには「赤坂璃宮」を知っている人達にも更には東京駅を通りかかった人達に対しても納得性のある価格とクオリティのバランスを保つことが「赤坂璃宮」の名声を損なわないためには必要であろうかと思料するところである。 メニュより
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コメント
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福建式チャーハンという事は福建省のチャーハンではなく、福建省のシェフが作られるチャーハンなのでしょうか ‥。
福建省は餡をかけた お料理が多いようですね。
餡は少しトロミがある方がチャーハンのパラパラ感があって美味しいと出張マンが言っていた事が有りましたよ。
それにしましても本当に美味しそうですねぇ。 熱々の餡がかけられたチャーハンをフゥフゥさせながらいただくなんて贅沢かもですよ 。
日本の中華丼のようですね。
私事ですが、羽田空港でいただいたチャーハンもパラパラ感があって美味しかった事を覚えていますぅ。
美味しいものを いただくと自然と笑顔になりますからね。
投稿: FORTNUM&MASON | 2015年9月17日 (木) 17時15分
FORTNUM & MASONさん
福建式というのは私なりに解釈いたしますと、福建省で一般的行われている調理法や素材を用いた、ということで、その様式においてはご指摘のように餡をかけた料理も多いのでしょうね。
福建省式の炒飯に関しては、ご主人さまも良くご存じのご様子ですね。
餡かけの料理は熱々をフゥフゥしながらいただくのがベストですねェ。
想像しただけで笑顔になってしまいますです。
投稿: JFK | 2015年9月20日 (日) 14時23分