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2015年8月27日 (木)

上野桜木/ 愛玉子 (オーギョーチィ)

1dsc08974 愛玉子

一昨日、「東京藝術大学美術館」で開催されている「うらめしや~、冥土のみやげ展」を見た後、谷中に向かった。
途中には「愛玉子」があるのであるが、不定休でありかつ火曜日というタイミングからしてこの日も入店は叶わないのではないかと危惧していた。

1dsc08970_2 入口

しかし、店の入口には暖簾が架けられていて、「愛玉子」は営業されていた。

いぶかしく思いながらも入口の右側の扉を開けると、先客は誰も居られなかったが店は営業中であった。

1dsc08962 お品書

入店して右側にあるレトロなブース席に座り、メニュウを眺めると「愛玉子」と一口に言っても数種類のヴァリエーションがあることが分かった。

この日は初めての入店であったので、最もスタンダードな「オーギョーチィ」をいただくことにした。

1dsc08969_2 オーギョーチィwレモンシロップ

「オーギョーチイ」はレモンシロップに漬かっていて、味は爽やかなレモンシロップのあじであった。
だた、レモンシロップを拭って愛玉子だけを口に含むと、それは無味と言っても過言ではない寒天様のもので、口当たりは寒天よりも滑らかなものであった。
レモンシロップに行きついた理由は推し量るべくもないが、実に爽やかで愛玉子とベストマッチの組合せであった。
この微妙な味の組合せは寒天では得るべくもないものであると推察している。


なお、「オーギョーチィ」を食べるにあたって芥川龍之介の「芋粥」を思い出していた。
憧れの愛玉子、このまま食べずに店をでるべきか・・・。
しかしながら興味には勝てず、我知らずスプーンで口に運んでいた。


1dsc08961_2 卓上の説明

愛玉子について調べてみると、以下のような情報があった。

 ◇クワ科イチジク属のつる性植物からつくる寒天状の台湾のデザート
 
 ◇胡麻の種に似た微細な果実を水中で抽出すると固まって寒天状に固まる
 
 ◇微細な果実にはペクチンが多く含まれていて、ペクチンは加熱なしで固まる
 
 ◇ペクチンが固まるには適度のカルシウムが必要である
 
 ◇果実の成分が水中で固まることを見付けた人が愛娘の名前である「愛玉」に因んで名づけたものである

 ◇愛玉子の原料:愛玉子の果実50gと水1.5リットル

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コメント

今朝のコメントを拝見して記事のアップを楽しみにしておりました。
果実のジャムは、糖と酸(レモン汁など)を加えて加熱することで、果皮などに含まれるペクチンの
凝固作用を利用して作る、ということは知っていましたが、水の中でもむだけで抽出することが
できるものがあるとは知りませんでした。胡麻団子のように見えるものが、原料なのですね。
適度のカルシウムが必要、ということですが、この場合はカルシウム分を含む水、ということに
なるのでしょうか。この地だからこそ味わえる貴重な食べものなのですな。
 
幽霊画も楽しそうですが、冥途の土産には『愛玉子試食譚』の方が、喜ばれるかもしれませんね。

驚愕

たっ 玉子じゃない~
完全に卵料理だと思ってました

どれだけ愛情かけたこだわりの卵なのかと思ってました。。。

チ~ワイン チ~ウイスキ~が気になるところです

それにしても毎日のように、お昼はお出かけで珍しく美味しそうなお店ばかりで羨ましいです
こちらは そこまで色んなジャンルのお店がないです
同じようなお店ばかりですが。。。
新規開拓しようと思っても、人気店は平日でも満席です。
早速明日行こうと思ったお店も、予約満席で残念しました

さすが大都会 東京。。。私が行けば上の看板ばかりきょろきょろ見て、けつまずくのがおちですね

このレモンシロップ、色が ほ~んと綺麗

これって台湾のデザートなのかな??
食べてみたいですよん

アンミツとかウイスキーもあるなんて ちょっと興味津々

ウイスキーのは琥珀色で綺麗なのかなって思うんだけど、アンミツって想像が難しいかな~なんてね

何種類かを友達とシェアしてみたいですよん

気さくに入れそうな感じのお店ですねぇ。 今回もまた美味しそうなこと
愛玉子は池波正太郎氏も お好きだったと聞いた事が有りますよ。

Kabochanさん
ジャムはペクチンが関与しているのですか、お陰さまで知識が一つ増えました。
写真の「卓上の説明」に写っているのが原料ということでした。
カルシウムについての推察ですが、水の中に存在するカルシウムイオンがペクチンを結合させて網目構造を作っている(=固化する)ものと考えますと、多すぎるとペクチンの塊が小さくなり、一方で少なすぎるとペクチンの塊ができなくなり、いずれにしてもベチャベチャになってしまって口当たりの佳い寒天状のものはできないと考えます。
ということで、上野桜木の水は愛玉子を作るのにに丁度好いカルシウムイオン含有量なのでしょう。
愛玉子試食譚、好いですねえ。ちゃんとしたものにするには全品制覇が必要になりますね。
次回は、ご飯を食べずに行って3種類ほどいただくことにいたしましょう。

すずらんさん
「愛玉子」、ご想像に反して玉子料理ではありませんのです。
私も初めての時は何のことだか分かりませんでした。
「チーワイン」、「チーウィスキー」どちらも興味ある一品です。次回訪問時にはは、いただくようにしたいと思っています。
ところで、「チーワイン」の場合、ワインは何が使われているか、興味津々です。
レモンシロップの流れで考えると白ワイン、色どりを重んじると赤ワイン、というところでしょうか。
両方の色合いを摂り入れて「ロゼ」という選択はありですね。とはいえ、白ワインと赤ワインを混合した「マゼ」はあり得ませんですね。
そちらでのレストラン情報も楽しく読ませていただいております。

ミントさん
愛玉子は台湾北部のデザートとのことです。
どのような由来でレモンシロップに落ち付いたのかは知見がありませんが、ぴったりの組合せのように思っています。多分、甘味とレモンのサッパリした酸味が佳いのでしょうね。
チーアンミツやチーウィスキーと品揃えが広い範囲に及んでいて、お子ちゃまから大人までが遍く楽しめるようですね。
沢山注文して、家族や友人知人とシェアするのが多種類楽しめてよろしいですね。

FORTNUM & MASONさん
気取らない佳いお店でした。
ただ、営業日が不定期なようなので、若干要注意ですね。
前回訪れた時はお休みでした。
当店は創業以来50年以上の時がたっているようで、多くの著名な方々も愛玉子を楽しまれたようです。そういえば、店内に色紙が沢山並べられていたようでした。(観察不足ですみません。)

JFKさん

マゼ。。。最高です
大声で ばか笑いしてしまいました

私のような者のblogを見ていただき、ありがとうございます。
JFKさんのように話題に一貫性があり、コンパクトにまとめる才能がなく。。。
話があっちにふらり、こっちにふらり 混ぜこちゃです

こう言うのも。。。きっと マゼです

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