銀座/ニューキャッスル (辛来飯カライライス 蒲田通過)
ニューキャッスル(B1Fの入口)
ニューキャッスルに初めて伺ったのは2008年8月のことであった。
その時は二代目店主とその奥方が店を切り盛りされていた。
蒲田、大井、品川というカレーライスの品揃えであり、「一番大きいサイズの蒲田が男性にはお奨めです。」という奥方のお奨めに従って蒲田(740円)を注文した。
一口食べてみると「胡椒?」の効いたルーがご飯にかかり、その上に半熟の目玉焼きが鎮座するというものであった。
二代目店主のおっちゃん曰く、クコの実だの体に良い野菜をミキサーで混ぜて作っているとのことであった。
なお、あの当時雑誌などで良く写真に載っていた親爺さんは先代(初代)で、この時にはもう隠居されていたらしい。
なお、壁の額には先代が合気道5段という認定書が掛けてあった。
思い出しついでに書くと、この日まだ向かいにあった「渡邊コーヒー」で「厚切りトーストセット」(430円)をいただいたが、この時のコーヒーは「本日のコーヒー」で今や希少品になった「ブルーマウンテン」であった。
懐かしい想い出である。 以前のニューキャッスル
昨年のことであるが、柳通を歩いていたらニューキャッスルが閉店していた。
その後、店頭にあった貼紙を見ると、復活し昭和通の方に移転されたことが分かった。
近いうちに行こう、などと思っていたがその機会に恵まれず、一昨日浜離宮の帰りに立ち寄る機会を得た。
ビルの地下へ降りて行くと入口があり、中に入ると二代目店主と奥方が元気な姿でにこやかに立っておられた。
店内は若いサラリーマンやサラリーウーマンたちでいっぱいであったが、偶々空いていたカウンター席があり、二代目店主によってここに案内された。 メニュ(部分)
メニュを見ると、川崎、蒲田、大森、大井、品川とあり、京浜東北線の駅の順番が踏襲されていた。
更に川崎と蒲田の間に「普通サイズ」というのが記されていた。
川崎と蒲田の間には停車駅が無いので苦肉の策であろうか。
二代目の奥方に「蒲田」を注文すると「蒲田より多めの普通サイズが男性にはお奨めですよ。」という声がかかったので、こちらに変えていただいた。
かけられた言葉は、7年前と同じであったのであるがサイズは大きくなっていた。
店のスタッフ間では、この普通サイズは「通過」と称されていた。 辛来飯 普通サイズ(蒲田通過)
まず供された普通サイズのルーのみをスプーンで一掬い口に入れ、味わってみた。
その味も口腔内に広がる香りも元のニューキャッスルと同じものであった。
が、そうはいっても何かが違うと記憶が伝えてきた。
三口四口と食べ進めて気付いたのであるが、スパイスの濃さというか口中に広がる当店独特のスパイスによる刺激が弱かったのであった。
ベースの味は同じであったので、スパイスの濃さの相違があったのではなかろうかと推察した次第であった。
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楽しい記事をありがとうございます!一瞬エープリルフールの創作記事か?と疑いましたが
本日はまぎれもなく4月2日、まことの話なのでありますね。
「通過」はぜひ正式名称としてメニューにも掲載するべきだ、と愚考いたします。
投稿: kabochan | 2015年4月 2日 (木) 22時29分
Kabochanさん
事実とはいえ、少し出来過ぎた話ですね。
新聞を読んでいて、いささか我が目を疑いました。
名称は仰せの通りですね。その方が「粋」ってえものですねェ。
投稿: | 2015年4月 2日 (木) 22時43分