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2015年1月22日 (木)

築地/本願寺(鳳凰の像)

1dsc00058 鳳凰と鐘

築地本願寺には「鳳凰」の像が3体ある。
その内の2体は大理石で造られたものであって、正面入口を入ってすぐの両サイドに階段があるが、その階段部分に鎮座している。

1dsc_1402 鳳凰(大理石、左側の階段付近)

1dsc_1405 同上

この大理石の「鳳凰」を初めて見た時には「鳳凰」とは気付かずにいて、その実は「良く太った鶏」などと不敬な理解をしていた。
しかしながら、堂内の案内をされている門徒の方に伺うと「鳳凰」であると教えていただいた。
以前にYH氏やYA氏と本願寺を訪れることがあったが、ご両名とも見た瞬間に「鳳凰」であると分かっておられ、「にわとりはないじゃろ~。」と暗にたしなめられたことがあり、自分の知識の浅さを反省したものであった。

1dsc00056 鳳凰(中庭の2階の壁に)

さて、もう一体の「鳳凰」についてであるが、この「鳳凰」は青銅で造られており、本堂に向かって左の中庭の壁に留っている。
その足には青銅の鐘が吊り下げられていて、若い修行僧によって朝7時と夕方4時半に鳴らされるという。

1dsc00046 屋内から見た鳳凰と鐘

過日のことであるが、この中庭の「鳳凰」の写真を撮れないかと思い、「築地本願寺」を訪れた。
まずは、中央の焼香台に行き、お賽銭を納め、お祈りをした。
この後、堂内におられた案内をされている門徒の女性にお願いして「鳳凰」を見せていただいた。
思ったよりも小さな窓から見る「鳳凰」は頭よりも高い位置にあり、その下に、鐘がついていて丁度顔の高さにあった。

女性の方のご説明によると、本願寺の僧侶が一日に2回集まるのであるが、それを知らせるためにこの鐘が朝7時と夕方4時半に撞かれるという。

その鐘が撞かれる際の写真撮影は許されるかどうかを伺うと、本堂内に居たNさんという若い僧に尋ねてくださった。
Nさんからは、鐘を撞くのは行の一部であるが、一言声をかけて了承を得たうえで撮影するのは構わないとのことであった。

なお、撮影位置については2階のトイレの窓、あるいは1階の中庭が良いとのことで、新人僧が鐘を鳴らす時に先輩僧は1階の中庭から見ていることが多いということであった。
さすがに中庭に勝手に入り込んで撮影するのは「いかがなものか!」と思い、日を改めてトイレの窓から撮影することにして、「築地本願寺」を後にした。


過日のことであるが、NIKON D800とNIKKOR 80-400mmの組合せと、大型三脚を携えて「築地本願寺」に伺った。
予め決めていたように4時20分頃に三脚にカメラを固定しトイレの窓を開けた。

1dsc_1396 

4時29分頃まで全く人の動きは無かったが、4時30分の少し前に二人の若い僧が現れ、窓が開けられた。
そして、奥に時計があるのであろう。そちらを見ていた僧が木槌で鐘を高らかに撞き始められたのであった。
僧はかなり強い力で鐘をたたかれているのであろう。
重そうな鐘が5cmほどの振幅で揺れていた。
また、鐘の音は辺りの空気を強く震わせていた。

1dsc_1422 時計を睨み、開始のタイミングが計られていた

1dsc_1456 身を乗り出して、リズムをもって強く、時には小刻みに鐘が撞かれる

1dsc_1470 槌の握り方は、親指は柄に沿って添えられる(他の僧の時も同じ握り方であった)

1dsc_1495 途中で時間を確認

1dsc_1497 

1dsc_1502 最後は指を当てて振動を静める

鐘は約3分間に亘って撞かれていたが、窓が閉められた後の中庭には静寂のみが占めていた。

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コメント

これはまた珍しい写真をご紹介いただき、ありがとうございます。
鐘といえば、「ゆく年くる年」で各地の除夜の鐘をつくシーンを思い浮かべますが、窓から半身を
乗り出してつくとは、大層かわっておりますなぁ。台風などで激しい雨が降るときなどは、鐘を
つく間に廊下もびっしょり濡れてしまうのでは・・・といらぬ心配をしております。掃除も修行のうち、
でしょうか。
大昔に読んだ「次郎物語」で朝倉先生が鐘をつく音から心のありようを諭す場面があったのを
ふと思い出しました。機会があったらぜひ自分の耳で鐘の音を聴かせていただきたいものです。

Kabochanさん
仰せの通りなかなか目にすることができない本願寺の日常の一部を見させていただけました。
百聞は一見に如かず、というか百聴は一聴に如かず、ですので、機会があればご訪問されてはいかがでしょうか?
次郎物語の話は若い僧侶たちも知っているのか、興味あるところです。
今の若い人ならば、スターウォーズのフォースの方が分かりやすいかもしれませんね。

外観は、デザイン的に古代インド様式のようですが、洋風とも、アジア風とも様々な見方が取れますね。
鐘をつくのが大変なように思うのですが この場所に喚鐘を付けたのには何か理由があったのでしょうか。

コメントをお送りいただきまして、ありがとうございます。
建物はインドの様式が取り入れられたとテレビで報じられたように記憶しております。が、定かではありません。
鐘がここに取り付けられたのには深い理由があるのでしょう。興味が湧きますね。
喚鐘という言葉をご存知ですが、専門家の方でいらっしゃるのでしょうか?

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