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2014年12月13日 (土)

神楽坂/伊勢藤(白鷹と肴)    [1]

1dsc00538 伊勢藤(入口は右側にある)

一昨日、管理部門の部長候補であるNM博士が私の退職を祝って一席設けてくれた。
本来ならば11月の中旬に会うことになっていたが、私が風邪をこじらせてしまったために、この日となった次第である。

JR飯田橋の駅に18時の待ち合わせとしていたが、17時50分頃であったがお互いに早く到着し、「伊勢藤」に向かった。
日は既に落ち、神楽坂は夜の装いを整え始めていた。

1dsc00534 善国寺山門

1dsc00533 毘沙門天様が祀られる本堂

HH博士は神楽坂には余り訪れたことがないというので、まずは「善国寺」の毘沙門天様に詣でた。
「善国寺」は夜の早い時間帯には開門されているが、遅くなると閉門されており、一献交わした後で詣でようと思ってもそれは叶わないのである。(もっとも酒気を帯びてお参りと言うのは不謹慎ではあるが・・・。)

毘沙門天様に詣でてから、「善国寺」の正面に位置する小道を奥に進んだ。
この小道の奥の右側に「伊勢藤」があり、建物の右側にあるくぐり戸を押して店内に足を進めた。

1dsc00537 行燈には店のポリシーが記されている

「伊勢藤」は非常に静かに酒を嗜むことが前提になっており、店内は静寂で満たされている。
したがって、くぐり戸に手を触れただけでその音を店主は聞き取り、「いらっしゃいませ。」との声が聞こえてきた。
因みに、現在は二代目の店主となっているが、初代店主の時には少し大きな声を出したりしようものなら厳しく窘められ、それでも続くようであれば店の外に放逐されるという凄まじいものであったらしい。
二代目になっても「酒を静かに楽しむ」というポリシーは変わってはいないが、二代目のお人柄を反映してか、変な堅苦しさは感じることは無い。

店内に歩を進めると、店主から店主の居られる囲炉裏の脇の席にするか、はたまた靴を脱いで上がる座敷にするかを問われたので、NM博士とはそれなりの話をするので店主から遠い座敷にさせていただいた。

座敷には、4人が座れる座卓が3卓あるが、意に反して最も店主に近い席を薦められた。
着席して「何をお召し上がりになりますか?」との女性の質問に対して「熱燗」をおねがいすると、「熱めのお燗ですね。」と柔らかく修正が入った。
因みに、「伊勢藤」は神楽坂定番の日本酒「白鷹」のみを供するのであって、女性の質問は飲み物の種類を問うたものではなく、「白鷹」の塩梅を問うたものである。
以前のことであったが、「まずはビール。」と宣うた客が、「当店は・・・。」と諭されていたのは明確に記憶するところである。

1dsc00536 右にあるのは猪口(普通のサイズ)

酒の肴に関しては、経木に10種類ほどの肴(料理ではない。)が記されているが、基本的には黙っていても3種類から4種類の肴が供されるのである。

この日は、「豆腐の味噌汁」、「ちくわ、さつま揚げ、緑豆、海苔の佃煮、の小鉢」、「明太子、小松菜のお浸し?、の小皿」、「玉子焼、ひじき?、???、の小鉢」が供された。(?印は記憶が定かではないか、あるいは不明。)
また、三合目には「乾き納豆」が供された。
いずれも肴として秀逸で、「白鷹」の燗酒が進んだのであった。
なお、料理の写真を撮る許可を女性に求めたら、断られた。
今回掲載する料理の写真は事前に撮ったもので、これ1枚のみである。

さらに、経木に書かれた肴から「くさや」と「明太子」を注文した。
NM博士に尋ねると「くさやは食べたことが無い」というので、注文した次第であった。

この「くさや」がくせもので、焼く臭いが店内に充満したのであった。
また、別のお客も「くさや」を注文したものであるから、暫しの間店内は「くさや」の臭いで満たされたのであった。
翌日、同じジャケットとコートで出掛けたのであったが、ジャケットかコート、あるいは両方から異臭を感じたのであった。

「伊勢藤」を出て、その足で次の店である「おけ以」に向かった。

1dsc00539_2 伊勢藤(ストロボを使用して撮影)

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コメント

そうそう、この縄のれんに見覚えがありますなぁ。
冬ではさすがに湯あみの音に耳を傾けるわけにはいかないでしょうな。
会話はご法度、お任せの肴が幾品か出る、という店だと、なんとなく一人で伺って
心の奥底を覗き込みながらしみじみ酒を味わって帰るべきなのか、と思いますが
座卓もあるというのが不思議な感じです。案外おやじさんの偏屈、もといこだわりぶりを
鑑賞しに来ているお客さんも多いのかもしれませんね。

いまだに居酒屋経験が無いのですが、このように静かにお酒をいただく お店は好きですね。
ちょっと興味があります。 日本酒本来の美味さをじっくりと味わって欲しいと いう 店主の お気持ちなのかも知れませんね。
また、女性の言葉遣いも此方の お店に相応しく感じます。
一度、伺ってみたくなりました。

Kabochanさん
以前のことを良く記憶なさっておいでですね。
今回は冬のため、雨戸は閉められていましたので、外の音は聞こえてはきませんでした。
ご指摘の通りで、良くも悪くも、他店にはない当店の雰囲気を楽しみに来ているお客が多いように見受けました。
かくいう私もその内の一人です。
ちょっとしたテーマパーク並の高揚感が感じられます。

FORTNUM & MASONさん
静かにお酒をお楽しみになられるには、伊勢藤は最高のお店です。
店のポリシーは全くご指摘の通りです。
若干ストイックな雰囲気はありますが、巷の居酒屋に現れるような狼藉者はいませんし、酒の肴が秀逸です。
是非お出掛けください。

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