築地/本願寺(紫水 Tea Lounge)
紫水(築地本願寺)
過日のことである。晴海通りを東に向かって歩いていると、築地本願寺の門があり、中を伺うと何やらカフェらしきものが見えた。
早速、門の中に入ったら大きな石造りの建物の中に「紫水」という食事処とそのTea Loungeがあった。
一旦は入店を次回に譲ることにして晴海通りに戻ったが、遭遇した機会を逃すと次は無いような感じがしたので、踵を返して入店した。
紫水のロビーエリア
建物の中は奥行きがあり、奥には「紫水」という名のレストランがあり、法事に使われるように推察した。
窓の外には築地市場も見える
一方、エントランスの直ぐ右には目指す「Tea
Lounge」があり、案内を請うと奥の窓際の席に案内された。
この席は大きな窓の傍で外の眺めもで良い落ち着いた席であったが、喫煙席であって周囲の煙草の紫煙(レストランが紫水故か)が流れてくるのであった。
テーブル上のプレート(むらさき ふわり)
テーブルの上に「むらさき ふわり」(今月のお菓子)と書かれたプレートが立っており、饅頭の写真が2個であったので、ウェイトレスのお嬢さんに2個供されるのか訊いたら、答は「1個」で、焙じ茶とともに供されるという。
愚かな質問をしてしまったのであったが、ソフトクリームにするか、この「むらさき ふわり」にするか数秒考えた後、今月のお菓子である「むらさき ふわり」をお願いした。
むらさき ふわり
供された「むらさき ふわり」は、築地の和菓子屋「築地 ちとせ」製のもので、「昆布だし」と「黒豆醤油」を合わせたものの「ジュレ」と「白餡」が淡い醤油味の皮(ふわふわで温泉まんじゅうの皮のような柔らかさであった。)に包まれていた。
「むらさき ふわり」は和の食材を巧く和菓子にアレンジしたものであったが、食べるまでは「シュールなものにチャレンジ」的な乗りで注文させていただいたのは、正直なところである。
焙じ茶と共に
まずは一口焙じ茶を口に含み、次いで「むらさき ふわり」を齧った。(フォークも楊枝も無かったので。)
「むらさき ふわり」はプレートに書いてある通り、ふんわりした皮に求肥のような食感のジュレと餡によって、和菓子ではあるが現代的な食感と味わいの一品となっていたのであった。
なお、名前につけられた「むらさき」というのは、醤油の符丁から来ているのであろうか・・・。
それとも、高い品格を表す紫色が作者の脳裏にあったのであろうか・・・?
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本願寺の中でお茶をいただくとは、これまた珍しい経験をなさいましたね。
「紫水」と聞いて、場所柄高僧が身にまとう袈裟を思い浮かべたことでした。
興味津々でお品書きを拝見しましたが、「ビーフカレー」なんぞと”なまぐさもの”も
供されるのですね。
昆布出汁と醤油味の和菓子とは、これまた斬新な取り合わせです。小生ならば無難な
抹茶アイスを選んでしまうところですが、一期一会の機会を逃さない貴兄はさすが、
ですね。
投稿: kabochan | 2014年10月 5日 (日) 08時56分
Kabochanさん
築地本願寺にはかなり前から時々伺っておりますが、本堂のみでした。
このような立派な飲食施設が一般でも利用できるとは知りませんでした。
今回の和菓子は焙じ茶に佳く合いましたが、私の基準においては、広く認知されるまではシュールな菓子という範疇に入ることになりそうです。
近年は京都の高僧もお茶屋遊びをしたりするようですから、一般向けには肉もOKでしょうね。
そうでないと、「精進喫茶」というような店には一般の方々の足が向かないかもしれず、経営が成り立たなくなるでしょう。
投稿: | 2014年10月 5日 (日) 11時40分
むらさき ふわり、夢の中に出てくるような 幻想的なイメージを感じさせる 和菓子ですね。
こちらの和菓子に興味深さ100%ですぅ 。 直ぐにでも いただいてみたいです。
お醤油のむらさき、と言う意味を含んでいると思いますが、色的に考えると 紫の色が好きです。 以外と、珈琲や お紅茶と合わせても 美味しく いただけるかも知れませんですよ 。
都内ではスイーツのお店は数えきれないほど あるのでしょうね。
まだまだ、美味しそうなスイーツを紹介して いただけそうで楽しみにしています。
投稿: FORTNUM&MASON | 2014年10月 5日 (日) 16時53分
FORTNUM & MASONさん
「むらさき ふわり」は、本文にも書きましたように現代的な味わいですので、コーヒーや紅茶、はたまたジャスミン茶にもマッチすると思います。
機会があればお試し下さい。
優れたスィーツのお店は日本国中にあります。
そちらの街のお薦めはなんでしょうか?横浜は優良店が多いですから複数のお薦めがあるのでしょうね?
投稿: | 2014年10月 5日 (日) 21時10分