京橋/Tea Room Georgette(スコーンセット)
ブリヂストン美術館メインエントランス
ブリヂストン美術館では「描かれたチャイナドレス-藤島武二から梅原龍三郎まで」という特別展が開催されている(7月21日まで)。
木曜日に訪れたがそんなに混雑が無く、常設展をも合わせても私のペースで1時間ほどで一回りできた。
Tearoom Georgette
見終わってから1階にある「Tearoom
Georgette」に立ち寄った。
入店しての第1印象は、店自体が白を基調とした落ち着いた設えとなっていることである。
入店するとマダムが席に案内してくれ、厨房に近いテーブルで外の八重洲通が見える方の席に導いてくれた。
この席は厨房に近くて一見落ち着かないようではあったが、その実は店員さんたちの挙措動作は落ち着いていてなんら気になるようなものではなかった。
それ以上にこの席の素晴らしいのは、顔を90度転じると、そこには長谷川路可(はせがわるか)氏が制作されたフレスコ画を正面真ん中から眺めることができる最高のポジションにあるということである。
長谷川路可氏制作のフレスコ画(部分)
これらのフレスコ画は、店内にある説明書きによると、長谷川路可氏がヴァチカン美術館で会得された「ストラッポ」という技法が採用されたものである。
文章では上手く表現できないので興味ある方は実際にご覧になって下さればよいと思います。
ところで、Georgetteという店名は、同館のHPによると、同館所蔵の「ルノワール/すわるジョルジェット・シャルパンティエ嬢」が由来であるということである。
スコーンセット(コーヒー)
スコーンセット(コーヒー)
Georgetteには1時少し前に入店して、上述の特別席に座ってから「スコーンセット(飲み物はコーヒー)」をお願いした。
供されたスコーンには自家製バターとジャム(ブルーベリーかなァ)が添えられており、これらを交互に塗っていただいたのであった。
スコーンには自家製バターとジャム
また、コーヒーはお替りができるとのことであったが、パイレックスのポットでカップ3杯もいただけた。
ポットから最後のポーションを注ぎ終わったところ、店員さんからお替りを尋ねられたが、十分にいただいたので丁重にお断りを申し上げた。
なお、当店では小さなお菓子が供され、これもコーヒーにマッチしていた。
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日本の美術館も、最近はなかなかやりますなぁ。
絵を拝見した後の余韻に浸りながら、ゆっくりお茶を頂ける洒落た喫茶店が併設されている
とはいいですね。
ゆったりと落ち着いたゆたかな時間をお過ごしになられたようで、うらやましいです。
都心のオフィスにおられる間に、美術館や博物館めぐりをされるのも一興かもしれません。
(もっとも先ごろ故宮博物院展の玉製の白菜の拝観に数時間待ち、という記事をみましたが、
そういうのは願い下げですな。)
投稿: kabochan | 2014年7月21日 (月) 06時44分
Kabochanさん
最近都内の美術館を数館巡りましたが、どこも洒落たカフェが併設されているようです。
また、供されるものは定番であったカレーなどの香りの強いものが少なくなった反面、飲み物(アルコールもあり)とサンドウィッチとか、ベーグルとか、香りは強くはないものに替りつつあるようです。
また、テーブルもゆったりと配置されている店が多いです。
こういうところで鑑賞の前後にユルリと過ごすのも悪くはないです。
故宮博物院の白菜を見るのにそんなに時間がかかるのですか?
以前、台湾出張の際に駆け足で見てきましたが、こういう原石を見付けること自体大変なことであろうと想像したことでした。
なお、この白菜は大英博物館のロゼッタストーンと同様に、想像していたほど大きくはありませんでした。
投稿: | 2014年7月21日 (月) 07時17分
フレスコ画とスコーンのセットとは、何て お洒落なことでしょう。
フレスコ画は アフレスコとも言い、イタリア語で 新鮮なと言う意味のようですね。レオナルド・ダ・ビンチの 最後の晩餐もフレスコ画だったと思いますが…。
それと、スコーンと珈琲をいただかれたなんて いいですねぇ。
スコーンはイギリスのアフタヌーンティーには欠かすことの出来ない焼き菓子ですし、今では種類も様々ですね。
美術鑑賞をされ 美味しい珈琲をいただかれるのは 幸せな時間ですね
このような時は 誰にも必要な事だと思います。
此からも素敵な時を過ごされますように。
投稿: FORTNUM&MASON | 2014年7月21日 (月) 20時30分
FORTNUM & MASONさん
フレスコ画ということについて解説していただき、ありがとうございました。
今まで言葉しか知らずにきましたが、これを機会にもう少し深く調べてみようかという気持ちになっています。
この日、スコーンをいただいたのは1時頃でしたからアフタヌーンティーには早かったようですね。
しかし、休憩に甘いものや少し量のあるでんぷん質を摂取するのは心地良いことでした。
投稿: | 2014年7月21日 (月) 21時22分
これはいいところみつけましたね。喫茶店のほうです。
ブリジストン美術館は、確かショールームのところにブリジストンのロードバイクをかざっていませんでしたか。日本発のロードバイク量産メーカとして、宮田とかパナソニックと並んで有名です。友人にもBSのバイクに乗っている人がおおいですよ。
戻って、藤島武二や龍三郎のチャイナドレスもモダンさを失っていなかった事でしょう。感じの良い喫茶店でしたので、今度レーパン姿で入ってみます。ドレスコードにひっかかるかもしれません。
投稿: kincyan | 2014年7月25日 (金) 07時40分
Kincyanさん
レーパン姿は拒まれはしないでしょう、懐の大きそうなマダムが取り仕切っておられますから。
自転車はきづきませんでした。
BSというと「オーバルギア」を思い出すのですが、今でもこのコンセプトのギアは活用されているのでしょうか?
投稿: | 2014年7月26日 (土) 00時20分