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2014年6月21日 (土)

神楽坂/馳走紺屋(日本酒、料理はアラカルトで)

Dsc01948001 敷地への入口(かくれんぼ横町に面している)

先日、OBのMI氏からメールが送られてきて「梅雨ではあるが、雨を愛でつつ一献飲ろうではないか。」とのお誘いがあった。
これを受けて、昨日に神楽坂で酒宴を張った次第である。

MI氏は神楽坂エリアで誕生され、W大学を卒業されるまでこの地に居られ、当社の中では神楽坂の第一人者である。
このMI氏が今回選択されたお店が「馳走紺屋」である。

Dsc01947 馳走紺屋エントランス

「かくれんぼ横町」という通りを北に進むと、左手に敷地に通じる木戸門がある。
木戸門をくぐって池が設えられた中庭を通ると、「馳走紺屋」のエントランスに至った。
暖簾をくぐり、引き戸を開けると仲居さんと下足番の男性が笑顔で迎え入れてくれた。

靴を脱いで上がり、左手に案内されたが、そこにはカウンター席があり、我々は最も左の席に着いた。

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このカウンター奥の席は、個室を隔ててではあるが中庭を眺めることができ、またカウンター向こうの焼酎や日本酒の飾りつけを楽しむことができる佳い席であった。

Dsc01925001 お師匠さん(清楚な中に艶やかさのある夏の装いで端座されていた)

なお、カウンター席のあるエリアの入口を入った処に三味線を弾く妙齢の女性が端座されており、我々が食事を始めるころから乙な音色を奏でて下さった。
流派等に関しては詳しくは伺わなかったが、「お師匠さん」とのことである。
音楽と言うのは往々にして押し付けがましかったり、趣味が合わないと騒がしかったりと感じるものであるが、このお師匠さんの奏でられる三味の音は心地良く、お酒が胃の腑に染み渡るように、当方の気持ちを和ませてくれたのであった。

また、カウンター内を切盛りする女性(後で教えていただいたが、愛さん、という名前である)が凄い美人で、加えて会話の受け答えも清々しい話しぶりであり、佳い酒席の幕開けとなった。

Dsc01910 生ビール

この日は夕方から空気が若干乾いたようになってはいたが相変わらず蒸し暑く、まずは生ビールでMI氏との久しぶりの会食に乾杯したのであった。
また、お通しとして「つみれのお吸い物」が供された。

Dsc01915 お通し(つみれのお吸い物)

酒肴については、お品書を眺めつ眇めつし(この辺りはMI氏も私もお酒を楽しみたいとの気持ちが強く、酒肴を選ぶのに時間がかかるのである。愛さんには随分と待たせてしまった。)、まずは「きびなごの唐揚げ」、「鯖のへしこ」、「地玉子焼」をお願いした。

Dsc01916 きびなごの唐揚げ

Dsc01917 鯖のへしこ

Dsc01918 地玉子焼

「きびなごの唐揚げ」辺りでビールを飲み終え、日本酒に切り替えた。
当店は、日本あちこちの比較的小さいが美味しいかつ個性をたたえたお酒を造る蔵元から調達されており、ここでもあれこれ迷いつつ、結局は愛さんに勧められた3種類の中から「天青」をいただいた。

Dsc01920 清酒は片口で供される

「天青」は非常に切れの佳い酒で、「きびなごの唐揚げ」の苦味や「さばのへしこ」の塩っぱさと佳い相性であった。

Dsc01926 清酒のお品書

次いで「鳳凰美田」に移ったのであったが、これは非常にフルーティな吟醸酒であった。

Dsc01921 鳳凰美田

更に、「はまぐり酒蒸し」(撮影を失念)、「豚の角煮」、「ふろふき大根」をお願いした。
併せて、日本酒は「王禄」をいただいた。

Dsc01933 豚の角煮

Dsc01931 ふろふき大根

この「王禄」は「口切り」のものが供され、口に含むと軽い発砲感が感じられた。
このような軽快なクリスピイ感のある日本酒をいただくのはお店では数年ぶり、家では数カ月ぶり、である。
「王禄」に続いて「凱陣」、更には「歌人」をいただいた。

最後に「玉子かけご飯」で〆ることになったが、御飯を炊くのに30分ほど要するとのことであったので、「王禄」を飲み終えるころに「玉子かけご飯」を注文したのであった。

Dsc01941 玉子かけご飯

日本酒の選択に際しては、愛さんの知識を随分参考にさせていただいたが、お陰で佳い酒を良い順番で堪能することができた。
愛さんには感謝である。

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Dsc01937001 渓はラベルの裏にも絵

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コメント

武家屋敷の門かと思うような立派な入り口ですね。白木のカウンターや、吟味された器、
選りすぐられた銘酒、拝見するものすべてがうつくしい・・・。よき宴を楽しまれましたな。
じっくり年輪を重ねられた紳士にふさわしい店で、貴兄が盃を重ねる姿も、店の雰囲気に
しっくりとなじんでいたものと想像します。お座敷に呼ぶわけではなく、店の中で三味線を
楽しめるというのも珍しいですね。神楽坂という土地柄なのでしょうか。
こういう店にふさわしくなるよう年を重ねたいものですな。よきものを拝見いたしました。

ジャッカルさん ステキな夜でしたね。
おまけに愛さんが美人とくれば。。。よけいにいいお酒になりましたね
その上お庭があるだけで、目にもごちそうになります。

梅雨に一献と言うのもおつなものですね。

私もランチですが、やっと京都にいくことができました。
素晴らしい一日に、最高の日本料理と紅茶を堪能できました。
どんな高級店よりおススメで、2店共に接客や器どれをとっても最高のお店です。

最近仕事でもやもやしていた自分のおろかな心が、京の小雨に、しょうぶの池にス~ッと流れていくようで、いい時間がもてました。
また ステキな夜をアップして下さいね。

神楽坂は昔から芸子さんが いらっしゃる粋な所ですね。 本当のお酒を いただくのでしたら、神楽坂のようにしゃれた所でしょうねぇ。 品よく、お歳を重ねられた紳士の方には最もふさわしい
所と言えますね。

Kabochanさん
「馳走紺屋」さんは比較的新しく建て替えられたそうです(理由はお店で聞いて下さい)が、その設えは佳く落着いた時間を過ごすことができました。神楽坂界隈は年を経た落着いた店構えの処も多く、また料理の種類も和食からフランス料理(近所に日仏会館があるせいでしょうか?)と多種多様に揃っていますので、気分によって使い分けることができます。
是非一度お訪ね下さい。

F&Mさん
名前を二つお持ちになられるようですね。
ご指摘の通り芸者さんでも神楽坂は有名で、見番もあります。
お座敷に芸者さんを呼ぶのは我々普通のサラリーマンには重いので、最近では元芸者さんが経営される店で、1万円台で食事を摂りながら芸を見せていただいたりできるお店もあります。また、当店のように三味線のお師匠さんが来られたりしているお店もあるようです。
因みに、当店ではお師匠さんは二人来られているということで、お一人はリクエストに応えて下さることもあるそうです。
お座敷遊びは男性だけのものではなくなっておりますので、一度遊びにいらっしゃったらいかがでしょう。

すずらんさん
この宵は佳い時間を過ごすことができました。
京都で素晴らしい和食と紅茶を堪能なさったとのこと、まさに一日で二つも佳い時間を過ごされたのですね。
京都は長い歴史の中で佳いものがその文化のフィルターにかけられて残って行くように感じられます。ただ、今という時に存在するものはこれからフィルターにかけられるので、長い目で見た評価はまだわかりませんが、ご紹介のあったお店は高い評価を得て残り続けるような印象を受けました。
また、佳いお店をご紹介願います。

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