« 銀座/豪農 五十嵐邸(濃口・親子丼) | トップページ | 銀座/中華 三原(チャーハン) »

2014年6月 5日 (木)

銀座/平野園(日本茶カフェ)

Dsc01547 平野園

「今日はまったりとお茶でも。」と思い、予てから気になっていた「平野園」に伺った。
今日も看板は中に入れたままで閉店かと思ったが、天井の明かりは点いていたので、入口に近づいてみたら自動ドアが開いたので「すうう」と入ってしまった。
入ってみて分かったが、店内はテーブルが2卓で全8席の設えである。
妙齢の女性が一人居られて「抹茶でよろしいですか?」と問われるので、お任せした。
最初に、お茶碗を壁に飾ってある中から選ぶことになり、最上段右の大ぶりのものを選んだ。

Dsc01546 壁に並べられた茶碗(左列最上段右は私が選んだため使用中)

5分程経過した頃に、お盆に選択した茶碗に抹茶が点てられ、紅葉饅頭とともに供された。
作法は気にせずに楽しむよう勧められ、抹茶を味わいつつ紅葉饅頭をいただいた。

Dsc01541 抹茶と紅葉饅頭

抹茶は、お茶の香りがし(当り前か?)、その味は軽い苦味とともに舌の両サイドに感じられるほのかな甘みがあった。
妙齢の女性によると、当店はお茶を販売する店として明治初期(店のビジネスカードには創業明治16年と書いてある)から続いているとのことで、現在の場所に移ってくる前は銀座4丁目に店があったそうである。
現在はこの場所でお茶の販売(料亭やお茶の先生が主要な顧客だそうである)とカフェ(今年に入ってビルの1階を改装してカフェを始めたとのこと)の営業を行っているとのことであった。

Dsc01545 奥のテーブルからの眺め


カフェ自体は4畳半ほどの空間であり、『銀座で最もコンパクト』な設えのカフェかもしれない。
昼は昼食を、夜はお酒を供されるとのことで、店主である女将さんと親しくなると献立にリクエストもできるようである。
妙齢の女性と話す内にまったりとした時間が流れ、午後の佳いお茶となった。

Dsc01543

« 銀座/豪農 五十嵐邸(濃口・親子丼) | トップページ | 銀座/中華 三原(チャーハン) »

銀座(カフェ)」カテゴリの記事

コメント

都会の雑踏の只中にある茶室、の趣でしょうか。
茶碗が壁のガラス棚にずらりと並んでいたり、石(?)の模様が独特の色合いを出している机が
あったり、このような空間で抹茶をいただくというのは不思議な感じがいたします。
とはいえ、外の喧騒を離れてゆったりとした時間を過ごされたようで、茶の心はきちんと
生かされているのでしょうな。たいへん珍しい店を拝見させていただきました。

ゆっくりとした時間のなかで お抹茶をいただかれたのですね。 好みの茶器を選ぶことができると言うのは嬉しいですね。 茶器の下に並べられているのは お抹茶が入った茶筒でしょうか? お抹茶は選べないのですか? やはり、宇治のお抹茶なのでしょうね。 平野園さんには、明治天皇が ご愛飲されていらっしゃった 御園の白という お抹茶をおかれているようですので、是非 一服いただいてみたいですね。

Kabochanさん
広さで述べれば「銀座で最も小さいカフェ」と言えるのではないでしょうか?
「茶室」というご指摘がありましたが、「なるほど!」と思わず膝を打ちました。
店の女性が仰っていましたが、常連のお客さんは少人数の落着いた雰囲気での食事を楽しまれておられるとのことでした。
かくいう私も、静かな空間で、いつもよりも小さな声でも会話ができるという状況におかれ、心穏やかな時間を過ごさせていただけたのでした。

FORTNUM & MASONさん
日本酒にこだわりのあるお店では「盃」を選ぶことができる場合もありましたが、お茶碗を選べるカフェは初めての経験でした。
伺ったところによりますと、当店の扱われているお茶は、「宇治」のものと「静岡(掛川)」のものだそうです。
ご覧になりました茶筒に入っているお茶は販売されているとのことでしたが、価格は伺いませんでした。
「御園の白」ですか?一般に販売されているのであれば、賞味してみたいものですね。

御園の白は、平野園さんで販売されていますが、ジャッカルさんが いただかれた 薄茶ではなく 御濃茶用のお抹茶のようですよ。 初めて御濃茶をいただかれる方は抵抗があると思いますが、店内で いただく事ができましたら 是非 感想をお聞かせください。

FORTNUM & MASONさん
「平野園」に伺う機会がありましたら、「御園の白」にチャレンジしてみましょう。

皆様、こんにちは。銀座(株)銀座平野園女将の佳里子と申します。私は昔から銀座の佳里子さん、と呼ばれているので、どうぞお気軽に佳里子さんとお呼びいただければ嬉しいです。
今日はたまたまこちらのブログを拝見してあまりにも感激しましたので一言お礼を。
素敵なお写真までたくさん載せていただいてありがとうございます!
ジャッカルさん、本当にありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

ジャッカルさんがいらした日はちょうど広島からのお客様からいただいたもみじ饅頭をお出ししたのでしたね。普段は銀座のお菓子をお出しすることが多いのですが、日によって、というかお客様によってもいろいろ…。この前はフランス人のお客様で抹茶が苦手な皆様で真水から抽出した冷茶とチョコレートや
スイカなどいろいろ…。

お昼のカフェで点てる抹茶はたいてい『珠光の友』という村田珠光に因んで銘を受けた薄茶です。
これは薄茶の代表選手で、濃茶の一番手はやはり『御園の白』になりります。
明治天皇ご愛飲の『御園の白』は現在は明治神宮に納めたり、お茶の先生にお送りしたり、築地や銀座界隈の古くからある料亭さんに納めています。
最近、うちではないお茶屋さんがお薄茶として『御園の白』を販売していることが発覚しました。
『天上昔』という濃茶も他店で売られていると教えに来てくださったお茶の先生もいらして、商標登録はうちでしっかり守っているのですが驚きました~。
8月半ばから25日あたりまで私は畑仕事に出て留守にしますが、またお遊びにいらしてください。
常連さんでなくてもわがまま言って全然大丈夫です。銀座のおもてなしを志しているので、スイカ!
とかおにぎり~! とかでも~(笑)
今はうちの屋根裏から出てきた抹茶碗や磁器、鳥取の扇山窯の器などを店内に展示しています。
(ギャラリーとして、銀座で個展をされたいお客様にお貸ししています。)
と、一言お礼のつもりが長々と書いてしまって申し訳ありません。
それでは、またお会いできますことを楽しみにしております。

平野園御店主 佳里子様
素人のブログにご丁寧なコメントを頂戴し、恐縮いたしております。
また、お茶に関しても殆ど知見がない私ですが、お伺いいたしました時には分かりやすくお話をしていただきましたことに、改めて御礼申し上げます。
老舗のブランドを維持されるのは人知れぬ努力と忍耐が求められるのでしょうけれども、弛まず着実に進められることができると佳いですね。
もうすぐ夏休み(?)を取られるようですが、楽しい時間を満喫されますようお祈り申し上げます。
追伸
ご店主とはつゆ知らず、妙齢の女性などと記し、失礼いたしました。ご容赦下さい。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 銀座/平野園(日本茶カフェ):

« 銀座/豪農 五十嵐邸(濃口・親子丼) | トップページ | 銀座/中華 三原(チャーハン) »

2020年5月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

最近のトラックバック

カテゴリー

最近のコメント

無料ブログはココログ