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2013年12月 8日 (日)

両国/もゝんじや(猪鍋、鹿鍋、熊鍋)

12月になっていよいよ冬の到来である。
寒くなってくると、やはり温かい食べ物が美味しいし、何といっても「熱燗」が体に沁みわたる。
過日、先輩でOBのMI氏の「鍋物を食べに行こう。ついては、イノシシはいかがかな?」というご提案に乗せていただき、両国にある「もゝんじや」へ行ってきた。
「もゝんじや」の名前は以前から聴いており、一度は行ってみたい店の一つであった。

Dsc01149 もゝんじや

両国駅から京葉道路を経て店の前に行くと、入り口の上には立派な金色のイノシシの像が架かっていた。

入店して、仲居さんの案内で2階にある和室(個室)に案内された。部屋は8畳ほどの部屋で、ここにもイノシシの置物が飾ってある。

Dsc01146 部屋の置物

最初にビールをお願いし、お品書を見ながら何を頂くかをMI氏と協議した結果、コースではなく、「猪」、「鹿」、「熊」を取ってシェアしようということにした。

併せて「出汁巻玉子」と「鹿の竜田揚」も注文して、適宜もってきていただくことにした。

Dsc01127 お品書


まず、最初に「お通し」として、「鹿の煮込み」が供された。「味噌仕立て」であるとともに「刻み葱」も添えてあることから、臭みは無く、また肉は硬いということもなく、お酒に合う味わいと歯触りであった。

Dsc01133 鹿の煮込

「鹿の煮込み」を頂いている間に、鍋の用意が整えられた。鍋は、黒い直径40cmほどの平たいもので、その中に味噌と割り下がはいっている。この味噌と割り下が「もゝんじや」の秘伝のものとのことであった。なお、この味噌と割り下の組合せは、後から出てくる「鹿」および「熊」でも用いられるのである。
また、全ての肉には「葱」、「豆腐」、「しらたき」、「芹」がセットとなっている。

Dsc01130 「もゝんじや」の味噌と割り下

ビールを終えたところで日本酒に切り替えたが、MI氏のご要望に応じて「白鶴/山田錦(特別純米酒)」を常温でいただいた。

料理は、まず「猪」が大皿に盛られて出てきた。
仲居さんからは、良く煮て食べるよう言われたのでそうしたが、刺しは入っていないが思ったよりも柔らかい。味の方は、味噌と割り下の味がが強いが、牛肉とは異なる肉汁の味が感じられた。これがいのししの味であろうと思った次第である。
因みに、私が猪を食べるのは2回目である。1回目は、修士課程の終わりに同級生と京都の山奥にある「鹿ケ谷」という場所で、夕食に食べたことがある。

Dsc01137001 猪の肉

Dsc01138001 猪鍋

「猪」を食べていると、「出汁巻玉子」が出されたが、味噌味で満たされた口中を日本酒とともにサッパリさせてくれた。

Dsc01140 出汁巻玉子

次に「鹿」が出された。
「鹿」の肉は脂っけが全く無く、肉全体が均一な赤色となっている。
これも仲居さんから「シャブシャブ」する程度で食するよう勧められたが、血の匂いが強かった。また、歯触りも「猪」よりは弾力が強かったかもしれない。

Dsc01141 鹿の肉

また、併せて出された「鹿の竜田揚」は、味は竜田揚であったが、若干噛み応えがあったし、ジューシーさという意味では肉に脂分がないのでその分サラッとしていた。

Dsc01142 鹿の竜田揚

最後に、「熊」が供された。
「熊」の肉は、「猪」と似ていて脂身がある。印象としては「猪」よりも弾力に富んでいたが、味はサッパリ系であった。
ただこのあたりになると2本目の日本酒も空きかけていて、酔いが回っていたことから記憶は曖昧になっている。

Dsc01144 熊の肉

ところで、年配の仲居さんは、名前を啓子さんという。
「本所」の生まれで、「もゝんじや」に勤め始めて未だ2年に満たないという。
啓子さんの子供の頃は、本所にも何軒かの獣肉を売る店があって、それを怖い思いで見ていたそうである。

Dsc01150 もゝんじやのディスプレイ(猪は精巧な造り物、見た時はギョっとした。)

もう一人若い仲居さんは最も勤務期間が長いそうで、出身は「甲賀」らしい。
学校は京都産業大学で、旦那が東京で板前をするのに付いて来たそうである。
なかなか心遣いの細やかな女性であった。

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コメント

この店の前をよく通るのですが、一度も入ったことがありません。猪だけでなく、鹿や熊なども食べさせるとはジビエ料理の店だったんだ。わざわざ、八ヶ岳に行かずともたべられたんだ。やはり、猪が一番美味かったようですね。ちなみに、いかほどでしたか?

Kincyanさん
ジビエというと冬場のフランス料理を思い起こしますね。また、フランス料理にでも行きますか?湯島に住んでいる人からの情報ですが、神楽坂に「俺のフレンチ」があるそうです。
さて、「もゝんじや」でのコストですが、私が食べて飲んだのはブログの通りでしたが、一人あたりなんだかんだで1万円+αでした。まあ、珍しいものを食べさせていただいたのと、仲居さんの話が面白かったので満足度は85点というところでしょうか。

鹿と熊なら当地には山ほどいるはずなのですが、案外食用肉になったものにはお目にかかりません。鹿肉は時々手に入りますが、それこそ竜田揚げのようにして食べることが多いです。しゃぶしゃぶのように食べるというのは初耳でした。熊の肉は缶詰を見かけたことはあるものの、まだ食したことはありません。雑食なのであまりおいしくないと聞きましたが、貴兄のコメントを拝見したら挑戦してみたくなりました。

Kabochanさん
「もゝんじや」さんでは、秘伝の味噌と割り下を全ての肉に使っていました。多分、これらが獣肉を食べる上で重要な役割を果たしているのでしょうねェ。

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