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2013年12月31日 (火)

門前仲町/大坂屋(煮込み)

Dsc01775 大坂屋

 

門前仲町広し、と言えどもこれだけの名店は数少ない。
煮込みは3種類(ナンコツ、シロ、フワ)のみである。
サイドとして、お新香、オニオンスライス、玉子スープがあるが、これだけでの直球勝負をしている店である。

 

Dsc01771001 煮込み(フワ、シロ、ナンコツ[かじってしまった])

 

Dsc01772001 煮込みの鍋、向こうは女将さん

 

Dsc01773 玉子スープ(殻ごと鍋で煮られ、脱殻後煮込みスープをかけて供される)

 

Dsc01774001 煮込み鍋(常連は横の菜箸で自から採ることを許されている)

ここのスープがゼッピンで、いつだったか女将さんが「パンに佳く合う」と仰っていたが、まさにその通りであろう。多分「山利喜」のようなガーリックトーストも合うであろう。

 

かなり以前のことになるが、7時半頃に行ったら珍しいことにカウンターにはお客が2人居ただけであった。
その内の一人は何時もカウンターの右奥にいらっしゃるお姐さんで、後で分かったが名前はWさんであった。
巳年の生まれということで私と同じ干支である。ある有名チェーン店の1号店である有楽町店で店長をしていたという気風の良い下町のご婦人であった。

しばらくして入ってきたのがWさんで、ご自身曰く会計士とのことであったが、所謂個人経営者と思しき御仁でマイペースで良く喋る人である。この御仁も巳年生まれ(私よりも学年は1コ上)で、1980年代にカリブ海クルーズに行ったとか、その帰りにラスベガスによって1000万円儲けたとか武勇伝を聞かせていただいた。

この日の最ものサプライズは、女将さんの御曹司がK大学の教授で、福井謙一先生の孫弟子とのことであった。
女将さんに福井先生のお弟子さんである山辺先生の名前を出したところで、「そう。その先生の弟子」というようなことを仰っておられたので、間違いはない。
女将さんから「息子の先輩」などと言われて悪い気はしなかったが、人の世の縁は予想もしないことが多くあり、楽しいものである。
なお、福井先生の講義「統計熱力学」は難解な講義であったが、真面目に出席を続け、「可」という成績を頂戴できたのは、学生時代の楽しい思い出の一つである。(福井先生の講義で「良」以上の成績はめったに出ない。)

 

 

 

 

 

さて、7月末に始めたこのブログですが、来訪いただいた方々の件数が今日現在で10,000に肉薄しています。
始めた当初は、このようになるとは想像すらしておりませんでした。
ご支援いただきました皆様には改めて御礼申し上げます。
特にコメントを多くいただきましたKabochanさん、ブログの開設からお世話になりましたKincyanさんには心から御礼を申し上げます。
引き続き駄文ではありますが、銀座、京橋、新橋、築地界隈の昼食、あるいは居酒屋について書き続けますので、皆さまにはご支援を賜りますようお願い申し上げます。

女将さんの後継者

 

2011年のとある日のことであったが、茅場町に用件があった帰りに、初めて5時台の入店を果たした。入店した時には既に前述した常連のWさんとWさんは出来上がりつつあった。
さて、入店して最初に目に付いたのはカウンターの向こう側に鎮座される妙齢の美人で、女将さんはいらっしゃらないのか伺ったら、女将さんは奥に居られた。
この日は正月以来の入店であったので、女将さんとは3・11の地震についてお互いの無事を喜んだ。
女将さんの仰るには、あの大地震であったが、被害は店の皿が一枚棚から飛び出しただけであったそうであった。
さて、最初に目に付いた美人は、女将さんの娘だそうで、「けいこさん」と言う。
女将さんが腱鞘炎なので正月頃から週の内の何日かを手伝いにきているとのことであった。
今や「けいこさん」も店の仕切りを任されており、後継者として腕を磨いているようである。
この日は、余震の大きいのが来たので、鍋を木の板で塞いだのはご愛嬌であった。

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コメント

いいですね。後継者が出来たというのは喜ばしいことです。

私事で恐縮ですが、先週、私の後継者の話で親分のところに行きました。そろそろ後継者を昔の会社から迎え入れたいのですがと申し出たところ、貧乏な会社なので二人は雇えない、後二年は一人で頑張って欲しいとのこと。やめる寸前に、後継者を連れてくることになりそうです。もうひと働きというところでしょうか。

お孫さんも遊びに来られるようですし、良い正月を迎えられんことを。

Kincyanさん
もう一働きというか、頼りにされている間は頑張りがいがあるというものです。
来年も再来年もお互いに良い年にしていきましょう。
まずは来年もよろしく。

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